禁忌のその先に
サイノメ
第1話 はなさない
「■■はなさいで■■」
かつて聞いた母の言葉。
何十年も忘れていたこの言葉を思い出したのは、母が亡くなってしばらくしてから。
母の遺品を整理するために実家へ戻った時に、たまたま開いたアルバム。
そこに挟まっていたメモに書かれていた判読可能だった一文。
何を離さないのか?
私は軽い興味からこの謎を調べることにしたが、まさかこれほどの事態へと進展するとは思わなかった。
心の整理のためにもここに記録を残りしたいと思う。
これは先日、世間を揺るがしたある事件について、当事者である私、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます