第九話事件

第九話事件

"黒鳳蝶のリリー"さんに助けてもらった後、私たちはさまざまな依頼をこなして私とスミカはランク昇格試験を受けられるようになった。

昇格試験が受けられる条件は

一定数の依頼を達成する。

FランクからEランクまでは五件

EランクからDランクまでは十件

DランクからCランクまでは二十件

CランクからBランクまでは三十件

BランクからAランクまでは四十件

AランクからSランクまでは五十件

又は三人以上先輩冒険者からの推薦があれば昇格試験が受けられるようになる

ただし推薦はパーティーメンバー以外からだけである。

この試験を合格すれば私たち二人はCランクになれる。

私たちは推薦で受けれることに、推薦してくれた人は"黒鳳蝶のリリー"さんと

"吉夢のノラ"さんと"凶夢のノア"さんらしくリリーさんはケーキのお礼との事

ノラさんとノアさんは面白いものが見えたからと推薦してくれたらしい。

そんな理由で推薦が出来ることに私たちは驚いた。

試験内容は、面接・実力テスト・筆記

となっていると窓口の人に言われた。

最初に筆記をした。

内容はマーク式の性格検査だった。

面接は今までどんな依頼をこなしてきたか、依頼をランクだけ見てこなさないか、過剰に報酬をもらおうとしないか

依頼人を無下に扱わないか、などを聞かれた。

実力テストはSランク試験官との十五分間の模擬戦。実力差のある相手と、どう戦うかをテストするらしい。

負けても不合格にはならないということ。大事なのは絶望的な状況の時どう対応するかだからという理由らしい

結果は二人とも合格した。

「やったねエルこれで、私たちCランクだよ、これでもっとミリアとシャルロッテさんの役に立てるよ。この力でエルのこと護るから」

「ありがとう私もこの力でスミカやみんなを護るね。これからも頑張ろうね。それじゃあミリアとシャルロッテのところに戻ろっか」

そして私たちは二人のところに合格したことを報告しに行っていたとき

人々が逃げているのを見た。なぜかと思って見に行ったら理由はすぐにわかった。

「なあなあ、ここにルミエルってやつはいるか?」

「誰ですか、知りませんよ」

「そっかーじゃあねバイバーイ」

「いや、やめて分かりました探しますから殺さないで」

「いやお前場所知らないんだろ、俺たちで探すからいいわ」

そう言った男は女性の首を持っていた武器で刎ねた。

「知ってるやつなかなか居ねえな、これでもう二十人ぐらいか殺した人数歯応えねぇやつばかりだったな」

私のせいでこの女性が殺された。

私は見に行ったことを後悔することになった。

「おっ!女の子発見っと名前聞いとこ」

すると男がこっちに来た。

しかし私は震えて動けなかった

「ねえねえ君たち綺麗だね。お名前聞いても?」

「わっ私がルミエルです。ですからもう他の人に手を出さないでください」

「ちょエルさっきの見たでしょこのままじやエルが……」

「いいのこれから死ぬのが私一人済むなら……それにもっと早くしてたらあの人が死ぬこともなかった」

「そっか君がそんじゃボスのとこに連れてくね。あと隣の子は帰っていいよ」

「エッ、エルを連れて行かないで連れて行くなら私が……」

「おお、抵抗するんだ。んで私が何ってまさか俺と戦おうってか。勇ましいね。そういう子嫌いじゃないよ」

「やめてスミカそれじゃあ、スミカが死んじゃう。だから戦わないで」

そして私はスミカにこう呟いた

「それなら冒険者課に救援要請をお願いしてもいい?」

スミカは分かったと頷いて行ってくれた

「なんだよ戦わないのかよ!期待したのにな」

私たちではこの人には勝てないそう思ったからスミカにお願いした。

これからは街に長居できないな

そう思いながら男についていっていると

突然ドラゴンに乗った男たちが現れてリーダーらしき人がこう言った。

「お前がミドルマンだな。ふむ、手配書通りだな。王都に連行する」

「その名で俺を呼ぶな!俺の名はダインだ。俺はもっともっと上の地位に行く!邪魔すんなよ」

「仕方ない手荒な真似はしたくはなかったのだが」

五分後

「はあ……はあなんでお前たちドラゴンナイトはこんなに強いんだよ」

「お前たちのような人間のために、俺たちは強くあるのだ、サイモンこいつを王都まで連れていけ」

「了解です。セオドア隊長!」

その後、私は助けられた

「君、大丈夫だったか?何もされてないかい」

「はい、私は何もされてないのですが……私の、せいで街の人が殺されて……」

「君のせい?何かしたのか?」

「あのダインって人が私の事探してて、私がこの街に……居たから。それであの人が私を連れて行く時ボスのところに連れて行くって言ってて」

「それは君は悪くないよ安心して」

スミカたちが来てくれた

ちゃんと呼んでくれたことに私は嬉しく思った。

この事件の後、街を出て新しい街に行く事になった。

その後王都、騎士団長室にて

「団長、もしかすると"エデンの園"が復活しているかもしれません」

「なぜそう思ったんだセオドア」

「今日指名手配のミドルマンに連れられた女の子がいまして、その子がミドルマンにボスのところに連れて行くと言われたと言っておりまして、三年前に復活して壊滅させましたが、リーダーが逃げてましたからあのリーダーならまた復活させててもおかしくありません」

「そうか、ならこれからは警戒して準備しておくか」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る