第五話親睦会

第五話親睦会

翌日、約束通り全員揃った。

まず自己紹介をすることにした。

「それじゃあ私から、私の名前はルミエル・アルカディア。今頑張ってる事は、家の借金を返す事、そして両親や私の周りの人を幸せにすることです。ルミエルかエルのどっちかで呼んでくれると嬉しいです。誕生日は、六月二十七日です。新人ですが、これからよろしくお願いします!」

「私は、スミカ・ヨシオカ!頑張ってる事は迷子にならないこと……(だったんだけどな今までは)そして特に憧れている人は、シャルロッテさんあなたです!いつかあなたみたいなかっこいい人になり、かっこいい二つ名を付けてもらうのが今の夢です!

呼び方はスミカって呼んでください。

誕生日は、三月二十二日です。

今はまだ新人ですが、いつか絶対街中に私の二つ名を轟かせて見せます!

よろしくお願いします!」

「んじゃ次は、俺だな。名前はシャルロッテ・ヴァーミリオンだ!好きに呼んでくれ!よろしくな……え、今頑張ってることを言わなきゃいけないのか?……今頑張ってることか……あっ、とにかくうまい飯を食うことだな。誕生日は、七月十九日なそんときゃ飯、奢ってくれよ!

そんで、スミカ後で来い短い期間でも良いなら鍛錬に付き合ってやる」

「〜〜っあ、ありがとうございます。シャルロッテさん!」

「最後は、私ですね。私の名前はミリア・ローズクォーツです。ミリアとお呼びください。今頑張っていることは……ふふっ内緒です。

誕生日は、十二月五日です。皆さんの誕生日絶対お祝いしますね。(特にシャルロッテさんあなたにはすごい物をプレゼントしますね)

皆さん、これからよろしくお願いしますね」

全員の自己紹介が終わったのだが、ミリアの提案で親睦会をする事になった。

会場に選んだ場所は、すぐ近くにあったガストだった。

「私がご馳走しますから、皆さんたくさん食べてくださいね」

「「ミリアさん、ありがとうございます」」

「ありがとな、ミリア。こんどは俺が奢ってやる」

「四人で行くのですよね?」

「そうだが、どうかしたか?」

「いえ、なんでもありません」

(そう……ですよね、私は何で二人で出かけられるかもと期待してしまったのでしょうか、しかし四人とはいえ一緒に居れるのですからその事に感謝しないといけませんよね)

「それでは、食べるものを選びましょうか」

選ぼうした時周りの人たちが、突然騒ぎ始めた。

「きゃーどうしてこんなところに"エデンの園"がいるの」と何人も言っていた。

「五月蝿えな、喚くな黙れよ。なんでいるのかってそりゃ今日の仕事は見回りだからな他にも……」

「黙るのはあなたですよサジ。安心してくださいあなた方が何もしなければ僕たちは手を出したりはしませんよ。僕たちはチームは出来る限りは争ず話し合いで解決したいのです。いわゆる"穏健派"というやつですよ、もう会計は終わってます。後ろの人たちの邪魔になります、ほら行きますよサジ」

「待ってくださいよシノンさーん」

"エデンの園"について気になったのでミリアに聞いてみた。

「"エデンの園"とは、昔暗躍していたマフィアです。存在に気づいてあらゆる手を尽くしても抑えられなかった政府が最終手段として世界中の冒険者に依頼を出し協力を仰ぎ、二度壊滅させたという話ですが……そういえば蘇ったという噂を聞いた覚えが……」

(そういえばお父様の部屋を通ったとき独り言を呟いていて聞き取れた内容はこんな感じだった)

「"復楽園"を手伝っていただいたら好きな金額の給料をあげます。一日バイト募集中って、ポスターに書いてあったのに受け取った瞬間それ金、三倍にして返せよって話が違うじゃないかぁ〜。というか一番悪いのポスターの"復楽園"のことを後楽園だと読み間違えた私じゃん。後楽園のバイトなら安心出来ると思ったのに。家族には内緒にしないと巻き込まれる」というものだった。お父様いつも独り言が大きいから隣の私の部屋まで、聞こえてくるのよね。

名前を変えて復活した"エデンの園"だったのかな、じゃあ私が借金を返さないといけない場所ってこのマフィアってことになるよね、はぁ。

二度依頼で壊滅させられたのなら、三度目の依頼もあるよね、壊滅させたら依頼達成で貰える報酬で今の借金無くなるよね、だって世界中に協力を仰ぐ依頼でしょ

「みんな、その"エデンの園"を壊滅させれるように頑張ろう」

「どうしたのエルそんなになって、何かあった?」

「私の家借金があるでしょ、お父様がお金借りた場所が、名前を変えて復活した"エデンの園"だと私は思うの。予想なんだけど、また壊滅の依頼が来ると思うの。

参加して達成すれば報酬で返せると思うから頑張るしかないなって」

「そういうことなら、強くなるしかねぇよな。なら世界を旅しながら依頼を受けるってのはどうだ。そうすりゃ世界の強い奴らと戦えて金も稼げるだろ!」

「「良いですね、それやりましょうよ」」

「私もその考えに賛成です。旅の最中に依頼が来た時の為に一緒に戦ってもらえるよう呼びかけてみましょう。それで

今日は四人で宿に泊まりましょうか、もう取ってありますからそこに泊まりましょう」

ガストの料理は美味しかった、そして四人で宿に向かった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る