第2話

少し前


「明日、春ちゃんが帰ってくるみたいだよ」


「えー、そうなの?」


「良かったわね。優は春ちゃんのこと大好きだったし」


「・・・それは昔のことだよ。」


 内心はすごくドキドキしている。実はまだ春に初恋してから全く変わってない。



「そうなんだ。残念。春ちゃんなら超大歓迎なのに」


「あはは」


「それはそうと、春ちゃんと一緒に暮らすことになってるから」


「はぁーーー!!」


ーーーー


その日、俺は当然眠れなかった。


【私、優ちゃんと幼馴染から妻になりたい!!】


昔はそう言ってくれた。


だけど、もう彼女はそのことを忘れて、覚えてたとしても、彼女にしては昔のことだからってなっているかも知れない。


でも、期待してまうだろぉー!!


ーーーー


そんな期待を裏切ったり、裏切らなかったり、なっていくとは俺は思わなかった。

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