よくいる悪役令嬢の物語

ネオミャウ太

第1話

 俺は目を閉じて息を整えてから


「君を追放する」


 と目を開けて高らかと宣言する、すると


「「「どういう事ですか」」」


 と合唱の様に一斉にに聞こえてきた、俺の婚約者、こんなにいたっけと思っていると


「「「「何故ですか?」」」」


 と一斉に聞こえてきたので俺は理由を説明しようとしたら、何故か理由を思い出せず、さっきまであったのになと思っていると


「「「「「答えてください」」」」」


 と一斉に聞こえてきた、俺はそうだと何かを思い出し、横を向いたら誰もいなく、俺は何故横を向いたんだと疑問に思っていると


「「「「「「何故黙っているのです」」」」」」


 と一斉に聞こえてきたので、俺はもう訳が分からなくなり、現実逃避で人数を数えていると


「「「「「「「説明してください」」」」」」」


 と一斉に聞こえてきたので訳が分からなくなりやけくそ気味に


「数が多いからだ」


 と言うと婚約者が互いを睨んだと思ったら


「「「「「「「「そうですかならば」」」」」」」」


 と言い放ち喧嘩をし始めた、俺はその光景を見て耐えきれなくなり


「分かった皆んなと結婚しよう」


 と大声で言うと、婚約者の喧嘩が終わり


「「「「「「「「「最初からそう言えばよかったのに」」」」」」」」」


 と一斉に聞こえてきてその場は丸く収まった


 数年後、俺は王になり婚約者と結婚生活をしていた、今日も妻に挨拶をしようとホールに行くと


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おはよう御座います」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


 と一斉に妻が挨拶をしてきた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

よくいる悪役令嬢の物語 ネオミャウ太 @neomyuta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ