青春サバイバー
@kounosuken
第1話 全てはこの初登校から
「キーンコーンカーンコーン」
今日も校舎が喋ってる。
この世界は全ての物に命が宿っているというか...全ての物に自我がある。
自我があるというのは良い事もあり、悪いこともある。
まぁ魔法も使える世界だからとにかくハチャメチャだ。
「あぁ寒いぃー!」
学校までの道のりは長い。
春とはいえまだ寒い。
なぜこんなに寒いかって?
ブレザーとは昨日喧嘩別れした。
これが自我のある世界の嫌なところだ。
「俺は寒いのに外になんか出てたまるか!」
とブレザーに言われた。
方向性の違いらしい。
カップルかよ。
寒いのが嫌いなのに寒い中家出をするとは、なかなか面白いブレザーだ。
「おーい!早く入れー!」
もうこんな時間か。
門が閉まってしまう。
こうなってしまったのも目覚まし時計のせいだ。
今朝は目覚まし時計が寝坊した。
「昨日花見で飲みすぎたんだよ!」
これが言い訳らしい。
そんなことがあっていいものか。
というか目覚まし時計の花見など許可した記憶が無い。
「ピ...ヒック...ヒック...あーしゃっくりか...」
こんなので起きれるはずがないだろ。
これが初登校とは何とも憂鬱だ。
俺のクラスは1年25組だ。
「に、25組?!あまりにも多すぎないか...」
これからの中学校という未知の戦いに向けて気合を入れた 。
青春サバイバー @kounosuken
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。青春サバイバーの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます