話す、放てば、離すと…
サクラ堂本舗いまい あり 猫部(ΦωΦ)
はなさないでぇぇ!
1、話す
明日から1泊2日除霊の旅に出ることになった。師匠からの頼みで断れない。
行くのはいいんだけど、娘達が心配なのよね。
急な話だからいつものシッターさんを頼む時間もないし。
不意に玄関のチャイムが鳴った。
「かや、久しぶりだな!」
来た。使える男!
「達哉いいとこに来た!明日休みだよね?ヒマ?ヒマよね?
今日の晩から明日まで、すずひよの面倒見てくれない?」
達哉は前々から娘達、すずなとひよりが好きで子守りしたいって
言ってたしちょうど良いわ。
すずひよにも聞いてみたら
いいよー!
よー!
って快諾。
娘達にはよく会ってるけど、すずひよと一晩いたことない達哉。
2人のシッティングの方法を話して旅に出た。
達哉は心配するなって言ってたけど
大丈夫かなぁ…。
2、放てば
そして、達哉を我が家に放つ。
達哉がうちに1人で自由にいるって放牧してるみたいと思うと笑える。
今頃、大好きなすずひよと一緒に寝られるとか妄想してそだうな。
あ!
達哉は料理や食べることに集中すると周り見えなくなるの忘れてた。
大丈夫かな?
3、離すと…
達哉は昨晩すずひよが側に来て一緒に寝てくれたことで幸せ一杯だった。
すずひよはやっぱり可愛い(ハート)
達哉は上機嫌で、すずひよの朝ごはんの用意をしていた。
すずなはこれ、ひよりはこっち。
2人の嗜好性の違いでご飯も違っている。
よし!これで完璧だ!
達哉は絶好調だった。
さあ、俺も…今度は自分の朝食の準備に集中した。
その時、かやが急いで帰ったきた。
「かや、焦ってどうした?そんなに俺に会いたかったか?」
「違う!違う!どいて!」
達哉を押しのけて、ダッシュですずひよの食べてる場所に行った。
ひよりは姉のすずなのご飯を盗み食いしていた。
「ひより!ダメでしょ!
あーもー達哉!だから目を離さないでって言ったのに!
ひよりはアレルギーがあるから他の食べ物食べちゃダメなのよ!」
小さな猫すずな・ひよりが、かやと達哉の様子をきょとん顔で見ていた。
話す、放てば、離すと… サクラ堂本舗いまい あり 猫部(ΦωΦ) @hinaiori
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