実は映画好きなのかもしれない(2024/05/11)

GWが終わると早速、ウマ娘ではイベント目白押し。5/24に初の映画公開がありますが、その前日譚として、Youtubeで公開されていた「Road to the top」(RTTT)の劇場用再編集版が2週間限定で公開となりました。もうここからはウマ娘を知らない人にとっては完全に置いてきぼりな話になるのですが、アヤベさん推しの私としては行かざるを得ないと思っていました。Youtube版は通常アニメと同じサイズ、1話20分くらいの4話構成、そのままつなげて流しても80分くらいなので、事前に告知されていた映画「100分」と比べるとそこそこ追加カットがあることになります。


再編集・追加シーンありとはいえ、ほぼ一年間Youtubeで無料公開されていたものを劇場でやること、さらに二週間限定公開とあってか、全国で30館でしかやっていないというなかなか攻めた本作。たまたま比較的近い場所でやっていたからよかったものの、これで交通費が映画代の何倍もして何やってるか分かんないぞ、となったら悲しみに暮れているところでした。いやまあ、よくよく考えなくても映画代より交通費の方が高かったんですけど……。


感想としては言わずもがな、やっぱりめちゃくちゃきれいな映像で、よくこれを作り上げたなと感じました。史実ではどうなったか調べて知っているし、Youtubeでも一通り見ているので、そこ自体の感動は薄いわけですが、随所随所で「ここ凝ってるなあ」と感じさせられる場面がいくつもありました。久々に映画を見て垂直な背もたれのせいで首が痛くなり、連動して頭も痛くなったので、そっちに気を取られつつありましたが……。ちょっとでも背もたれを斜めにできる映画館って、あるのかな?

ちなみにウマ娘のメディアミックス作品に対して「○○のレース結果をネタバレするな」とかのたまうとんでもない層がいるらしいのですが、ウマ娘を楽しむうえで気にするべきところはそこではないんですよね。もちろんサイレンススズカの98年天皇賞秋の「その後」みたいな、ifストーリーを見られることも魅力の一つではあるし、史実のレース結果をある程度改変することによって生まれる独自のストーリーも悪くはないのでしょうが。ウマ娘自体が史実の要素を上手く取り入れて料理したうえで、これまでの競馬関連コンテンツとは一線を画すものを提供するというスタンス(と、私は感じている)なので、やはり史実にはある程度沿っておいてほしい。それを理解した上で、そこに至るまでの過程を楽しむというのが、正解に近いのだと思います。コンテンツの楽しみ方に正解はないって?でも解釈違いだからって癇癪を起こすのは間違っていませんか?そういう人はどこの界隈にもたくさんいますが。


ちなみに、入場者特典はテイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードそれぞれのミニ色紙。私はオペラオーの色紙をいただきました。本音を言うとアヤベさんが欲しかったけど、転売されてるのを買うほどの優しさは私にはないので諦め。夏以降にフィギュア出るし、そっちのことを考えようと思います。フィギュアの方が圧倒的におサイフに優しくないし……。


こんなふうにわざわざ遠出して映画を見に行くくらいですから、映画好きだと言われたこともあるのですが、平均して半年〜1年に1回くらい、映画館に足を運ぶのは果たして映画好きなのかどうか。映画館でわざわざ見なくても、アマプラとかNetflixで見れるじゃん、という言説があるのですが、そこまで期間が開くと熱が冷めて面倒になり、結局見ないのがオチ。昔に比べると(大人になったのもあって)映画って高いなあ、と思うようになりましたが、本当に気になる映画は見る価値があるかよく吟味しつつ、映画館に行くようにしています。実は今年のコナンの映画は割と映画館で見るかどうか悩んでいたのですが……結局見ないまま公開終了を迎えそうですね。で、Netflixとかで見られるようになっても、結局見ない未来が容易に想像できます。


そんなことを言っている間に、もうすぐ本チャンのウマ娘映画公開です。今度はかなりの劇場数が確保されているようなので、楽しみですね。

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