帽子が彩る恋の色。
こよい はるか
0. プロローグ
「帽子、落としましたよ?」
智夏は修学旅行でトゥクトゥクに乗っていた。
すると後ろから声をかけられた。智夏の帽子が落ちてしまったようだ。
「あ、すみません。ありがとうございます」
運転手さんに先に行っててください、と言ってから、トゥクトゥクを降りた。目的地はこのすぐ先だ。
取ってくれた人は、制服だ。街に住んでる人?そう思って智夏が顔を上げると。
「ゆっ…」
「ちっ…」
「悠真⁉」
「智夏⁉」
2人の顔に、同時に透き通った雫が流れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます