第16話

ソフィーへ


 鉛筆をとても気に入ってくれたみたいだね。

送って良かった。サンドニア王国でも鉛筆を製造出来たら良いね。マンガが発明されたらみんなどういう物を書くのかな?やっぱり剣と魔法の世界のファンタジーかな?とても読んでみたいよ。


 さて春が訪れて、晴れて中学2年生だよ。


 僕は少年野球をやっていたんだけどね、交通事故で右腕に障害が残ってバットが振れなくなって辞めた。

ソフィーは野球を知っているかな?野球マンガを送ったことないよね。

 9人対9人の系18人+監督2人でやる球技だよ。まず握りこぶし大の白いボールをピッチャーが投げて打者がバットで打ち、ダイヤモンドの各頂点にあるベースに出塁する。例えば球場からボールがはみ出たらホームランなんだけど、右からをダイヤモンドのベースを全部踏めば一点追加だ。これで説明は完璧に出来たと思う。理解できたよね。

野球には未練は全くないよ。運動がからっきし駄目になったんだ。だから運動部に入る事はない。


 ソフィーも一緒の中学に入れたらいいんだけどね。

きっと楽しいだろうね。うちに留学しに来ない?


 いつものようにマンガを沢山送るよ。気に入ってもらえるといいね。


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