第2話

 ソフィーさんへ


 僕の名前は山田佑(タスク)と言います。ソフィーさんと同じ14歳です。

 東京都町田市の自宅のある小山のてっぺんの泉でソフィーさんのボトルレターを拾いました。


 泉でぷかぷかと浮いていたボトルが気になり、手に取って割って中を出しました。ソフィーさんの手紙とマンガの切れ端と小さな金貨とキラキラと輝くいろいろな石が入っていました。僕はすぐに手紙を読みました。驚くべき内容の手紙に、疑りながら何度も読み直しました。


 本の切り抜きですが、それはマンガと言います。

マンガはこの日本ではとてもポピュラーで子供から大人まで幅広く読まれています。


 金貨の方を調べました。

 町の貴金属の買取専門店で見てもらった所、「本物の純金だがこの世界には存在しないので価格がつかない。驚いたことに宝石類は本物だ。しかし君みたいな未成年者から買い取ることができない。大人を連れてくるか、そうでなければ大人になるまで大事に取っておいたほうがいい」と言われました。


 ソフィーさんが異世界の住人という証拠としては高すぎるので瓶に入れてお返しします。


 マンガが好きという事なので少女マンガ雑紙と少年マンガ雑紙を沢山、ビニール袋で何重にして泉に投げ入れておきます。趣味に合えばと思います。


 最後にソフィーさんに質問があります。

サンドニア王国とはどんな国なんでしょうか?

ウェザー城に住んでいると書いてありましたが、ソフィーさんは貴族か何かでしょうか?

質問だらけでもうしわけない。


山田タスク

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