第4話 スギナ・ラプソディ(協奏曲)

 うちの畑の四分の一を整備しようとやっています。ここのところの春の雨でスギナが活動をし始めました。


 小さな頃は土筆(つくし)が生えた〜♪と言いつつ、採ったものを母が料理してくれたものを食べたこともありました。


 が、今やにっくき敵なのです!!!


 先程試しに広さ25cm×深さ5cmほどの広さでミニショベルで掘り、熊手で仕分けをしてみました。


 土の中から出てきたものを列挙すると、

・スギナになりかけ

・つくしになりかけ

・スギナやつくしの生えかけた地下茎

・小さな球根?地下茎付きだから、スギナのものかも?

・何かの雑草類の古い根

・樹木の古い根(まだ生きていた)

・水仙の仲間の球根

などでした。


 調べてみると、スギナ(つくし)は生命力がとても強く少しの組織(寸断された地上部や地下茎)からも再生するのだそうで、「耕運機で耕せばOKじゃないの?」という言葉を間に受けてやると、耕運機で寸断された地下茎が柔らかい土中で広がり収集がつかない事態になるみたいです。


 大事なことなので、もう一度書いておきます!

 スギナですが細かく千切れやすい性質があるみたいで、これが拡散の要因の一つのようです。


 スギナの根や地下茎も深さ30cmや50cmにあるのも普通で、深さ1mにある地下茎からもスギナやつくしが生えたということもあるみたいです。


 かと言って除草剤を撒くのもねぇ…、なんだか心配と言うのが父の頭の中にあるみたいです。その後に口に入れるもの(野菜)を作るので、まぁ、気持ちは分からないでもありませんが。


 農地を借りて最初に掘ってみた穴の中やその土山の中にスギナは見受けられないので、やはり丹念に土を起こして篩に掛けるのが一番良いのかもしれません。


 ただねぇ、腰は痛くなるし膝も痛くなるので、椅子、篩、ミニスコップ、熊手は最低限必要かもしれません。

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