騎士と姫の許されない恋

ワシュウ

第1話 その手で握って、はなさないで弄って

白銀の髪をなびかせ、潤々とした大きな青い瞳には熱が乗っていた


デュランはマリーウェザーの切ない表情に胸が締め付けられる

息をするたびにマリーウェザーの大きな胸が上下する


「デュランの嘘つき…ずっと私の側にいてくれるって言ってたのに」


「……」


「貴方は私の騎士なのでしょ?」


「…申し訳ない」


「行かないでデュラン…私の側にいてよ」


「……」

デュランは目をきつく閉じて無言で返した


「愛してるわ私のデュラン、その命が尽きるまで私の側にいなさい…お願いよ」涙がほろり


「くっ…」


「私はデュランじゃなきゃ駄目なの…お願いよ、私をはなさないで」


「我が君!」


デュランは、その力強い腕でグイッと抱きよせ

唇を奪って

とろけるような口付けをする


そのまま押し倒すとドサッとベットに転がった

何度も角度を変えチュッチュッと静かな室内に激しくいやらしい音が響く


チュバッと唇が離れて熱のこもった視線が絡み合う

2人はハァハァと荒い息継ぎをした


「私のデュラン…ふふ、また筋肉がついてきたわね…素敵よデュラン」


マリーウェザーの細く白い指が、引き締まったデュランの腹の筋肉を撫でる

ヘソの下まで指を滑らせ、デュランの反応を楽しむ


天幕からの月明かりが、マリーウェザーを照らし出した

輝く髪が汗でじっとりとうなじに張り付いた

それを横に流す仕草がとても色っぽく、ネグリジェから白い肌の谷間が見える

マリーウェザーは体が火照り、ほんのり赤くなっている(Tバックの下着姿)


マリーウェザーは恥じらいながらも、挑発的にデュランを見下ろす

目が合うと、薄く笑って悪戯な目を向けてくる


「御主人様の言う事を聞けない子は、お仕置きが必要ね?

覚悟しなさいひぃひぃ言わせてあげるわ!フフッ今夜は寝かさないわよ」


デュランに跨り、柔らかい太ももがのしかかる

その重さが心地よい

デュランも上半身をおこして向かい合うように座り(※正面座位)両手を恋人繋ぎして見つめ合った

その潤んだ青い瞳にはハートが浮いていた


「お嬢様よろしいので?…処女でなくなると聖女のスキルが…ゴクッ」(※使用条件が処女)


「いいの、今すぐデュランが欲しいの」


マリーウェザーがデュランの唇に吸い付き、その肩に柔らかい手を回し抱きしめて密着する

デュランも細く柔らかい腰に手を回し、グッと抱き寄せた

薄布ごしの大きな胸の感触、女の柔らかい体、プルンとした唇、チュッチュッとねだるような熱い舌使い

時折愛おしそうに見つめ合い「はぁデュラン」「ハァハァ、マリーウェザー」と呼び合う


期待に胸とナニが膨らみ、そのムチっとした太ももに触ろうとした時



堕天使ルーシェ「おーう邪魔するぜー…うわぁっ!?」


幼女マリーウェザー「肖像権侵害だぞ!おりゃ!」


デュラン「ああぁーっ?!……おどれら!何さらしとんじゃワレェ!」


ベットのわきからルーシェと幼いマリーウェザーが出て来た

そして夢の中のマリーウェザーを蹴散らすと、ネグリジェのエロい谷間が煙のようにフワッと消えてなくなった


悪魔ルーシェのスキル・夢渡り】

悪夢を見せる事が出来る

夢を操り、夢で物を渡したら枕元にあったりするアレ



幼女マリーウェザー「そりゃこっちのセリフだ!なんだアレ!

俺でエロい夢見んな!お前の趣味をとやかく言うつもりはないけど!このドMが!」


ルーシェ「邪魔したな!おい帰ろーぜぇ」


デュラン「待たれよ!責任取って元の夢に戻せぇ!うぉぉん!」


幼女「欲求不満か?お前離れた所で仕事してるから様子見に来たんだよ…夢の中でな」


デュラン「お嬢様あんまりですぞ!せっかくの夢がぁぁ!!フォぉぉ!」


幼女「分かった分かった!ハイ!!」


幼女が服をペロンとまくりあげて、ヘソとツルペタちっパイを見せる


ルーシェ「オイオイ!子どもがそんな事するなっつーの!デュラン最低だなマジ引くわー」


堕天使のくせに意外と常識人のルーシェがマリーウェザーの服を戻して整えると、デュランを軽蔑した


「ロリっ娘過ぎますぞ!せてめ高校生くらいじゃないと!って何言わせるんですか!

我はロリコンじゃなーい!!うぉぉぉ!太もも!!触っとけば良かったァァ!!」


ルーシェ「変態野郎!フン!」


ルーシェの魔力が膨れ上がると、雰囲気ある寝室ベッドのエロい夢フィールドが、カラカラの広大な砂漠に変わった

デュランは奴隷の着るボロボロの薄汚れた布をまとい、足には鉄輪がハマってる


幼女「流石にデュランが可愛そうだよ…仕事の報告だし、普通に会議室とかでいいから」

マリーウェザーがパチンと指を鳴らすと

居酒屋のカウンター席にフィールドが変わった


ルーシェ「なっ!飲み屋?!会議室とかじゃねーし!」


幼女「居酒屋で部下の報告を聞くんだよ、よくある普通の事だよ(※どこぞのサラリーマンの普通)

デュランも機嫌直せ、な?」


マリーウェザーは夢の中で分身を出して、ルーシェを伴い次の眷属の所へ向かった



残った夢のマリーウェザーは15歳になり、カウンターごしに店員にビールをジョッキで2杯頼んだ

夢の中でマリーウェザーはカウンターに座るスーツのOL風お姉さんになる(※高校生くらい)

もう少し年齢操作したいところだが、マリーウェザーは20歳を過ぎた自分を想像出来なかった

15歳にしては大人びてるマリーウェザーの大きな胸が白いブラウスのボタンを押し広げてる


デュランもスーツ姿で背広を脱いで隣の椅子にかけると、ネクタイを緩め袖のボタンをはずし腕捲くりした

デュランも15か16くらいの思春期小僧なのに、スーツを着て慣れた仕草に前世の年齢を思わせる(※2人は元リーマン)



「デュランお疲れさまー」


マリーウェザーはジョッキ片手に乾杯してゴクゴクとジョッキの半分までいっきに飲んだ

デュランは全部一気飲みして店員におかわりを頼む


「なんだよーまだ怒ってんの?ごめんて、そんな睨むなよ…ハイ、おっぱい揉み放題の回数券やるよ」


デュランが懐から出したチケットは何枚か貯まっていた


「覚えてないけど、ちょくちょくあげてるんだな俺が…夢で使ってくれよ」


店員が唐揚げや野菜炒めやツマミをテーブルに置いていく

居酒屋の店内は喧騒が聞こえる

つまみをビールで流し込む…大人と言うよりオッサンの付き合い


「機嫌直ったか?」


「はぁ、まぁ最初からそこまで怒ってませんぞ」


「ヴラドの報告って多分端折られてるだろ?デュランから直接話しを聞きたかったんだよ」


マリーウェザーは手元に手帳を用意した


マリーウェザーが夢で話したことをほとんど覚えてないと言っていた、そのことをデュランは思い出した

忘れてしまわないように書き残すのだろうとデュランはその手元を見た


視線を上げ、目が合うとニコニコ笑って人懐っこい笑みを見せる

自分は気に入られてる、この可愛い主に懐かれてる、そのことでデュランの胸が暖かくなった



「…――と言うわけでコーネリアス様は領民達にしっかり次期領主と認められてますぞ

まぁスコット様もお嬢様も跡継ぎ争いするタイプではないですからな」


「まーな、領主とか面倒だからやりたくない

実長兄コーネリアスには頑張ってもらわんとな。実家没落とか笑えない

隣国で作った会社ですら、なんかもう面倒になってきたからなー、ヴラドに経営丸投げしてるし…

中途半端に王都で絵本が売れてしまったから、来年の税金がなぁ…

定期的に絵本の販売でもしようかな」


「開拓村の建設中の学校にコーネリアスも混ぜるんだよな?

爺さんが校長だけど、何だかんだ爺さんも忙しいからな

コーネリアスの教育までやって大変だな」


「2人共楽しそうに馬に乗って駆け回ってますぞ、兄君はタッパもあって筋肉質だから似合いますな

学校の経営を創立から手伝えるのは得難い経験だとおっしゃってましたな」


「へぇー、コーネリアスも大人になったな」しみじみ


「余計なお世話かと思いましたが、私も手伝える事は手伝いましたぞ」


前世の知識を知ってるデュランが

俺の提案した専門学校のような青年向けの授業や日本の建築技術の木組みも説明してくれて

魚も綺麗に3枚におろして下処理の説明もする

食事時は料理教室のように領民たちがデュランを囲むようだ


「王都より、領地の人間の方が綺麗好きで、最低限のマナーが出来てましたな。

お嬢様が、手洗いや入浴が病気になりにくいと、衛生概念を広めたからですな」


「祖父さんが無料の天然露天風呂をちゃんと作ったからな。自治会で掃除当番してくれてるだろ?」


「それから…難民が20人ほど夜中に川を渡っておりましてな…」


北側にある隣の公爵領から夜通し雪山を歩いて、村の明かりを見て疲労困憊のまま川を渡った

眼の前の希望の光に、明るくなるまで待てなかった人が一人また一人と川に入ってしまった


デュランと斬鉄が川に飛び込んで何人か助けたけど

全員引き上げた後で3人ほど足りない事が分かった


明るくなってから前領主じいさんの耳に入って

急遽、捜索隊を作って川をくだって行ったけど結局見つからなかった


「手持ちのポーションとエリクサーを全て使い切りましたぞ…」


「ご苦労さん。保護した人はみんなウチの民になるからな」


マリーウェザーはアイテムボックスからポーションとエリクサーを数本出してデュランに渡し

朝起きたら枕元に小瓶が並んでたら、ちょっとホラーだよな


「農民は収穫のほとんどを年貢に納め、パンが王都の3倍の値段だそうですぞ…」


「春まで待てないから今来るんだろうけど、雪が溶けてから来たほうが安全だろ」


助けそびれ、誰かに悲しみをぶつけるのは筋違いだろうけど、怒りの矛先が村人達に向かった

あわや一触即発の所で、デュランが気を使って間に入り、なだめたようだ

正統派イケメンの爽やか好青年のデュランだから出来る事だよな

普段から眷属達の間に入ってまとめてくれてるからな…多分精神年齢(前世の年齢)が1番上じゃないかな?

人生経験豊富そう…伊達に年食ってないね!とは言わないよ


「うまく立ち回ってくれたんだな、コーネリアスではまだそうゆう気遣いは無理かもな

あいつカレッジでもボッチだったし、留年したら元の学年の奴らと会いにくいよな」


「見た目がいかついですからな、貴族としてはむしろ美点ですぞ。舐められたら終わりの世界ですな」


居酒屋から場所を変えてバーに行く

夜風が涼しい感じの街を歩いて、前世で行ってた所に向かった


デュランが手を差し伸べる

エスコートしてくれるようだけど、上司と腕組みして歩くのって変だよな?

と思ったけど、頑張る部下を労うつもりでオッパイ当てて腕組みしてやる


慰めつつビル街を歩き、報告の続きを聞くことに

エレベーターで高層階のバーカウンターに座る




「おまけに公爵領では、疫病が流行ってますぞ」


「あっちは、パンの値段が3倍だっけ?…色々とキツイな

温泉街に熱病患者が入って来たら、トモエとムラマサにエリクサー持たせてるから重症化しないうちに飲ませてるけどな」


「しかり、船着き場までたどり着いたのは、罹患した者のほんの一部ですな」


「嫌な言い方になるけど、発病したら雪山を超えられずに死ぬからこっちでパンデミックが起きてないんだろうな」


「……そうですな」


「自領の民になったら大事にしてあげれるけど、他所の土地に踏み込むような真似はしないよ」


「……」


「どうしたの?やっぱり気になる?」


「いえ…」


歯切れ悪そうなデュランをちょっとつつく

デュランはどことなく落ち込んでるように見える


「俺の職業は伯爵令嬢であって聖女じゃないよ?そんな

”みんなを助けなきゃ"とか頭お花畑な事しないよ?」


「いえ、そう言う訳では…

雪山で遭難した人に対して、なんの感情も湧いてきませんでした…心までモンスターになったつもりはありませんでしたが」


デュランはダンジョンの初級ボス…首無騎士デュラハンナイト


「デュラン……今のこれ夢だからな?

そんな感情は俺も湧いてないから、なんて言うかテレビの向こう側だよな

なあ、元気出せよ?そうだ、どうせ忘れちゃうからオッパイ揉んどくか?

ただし服ごしな!」


デュランが手帳をパタンと閉じて向き直った

「生ではないのでチケット消費は無しですな?」


そして気付いた


「お前…このパターン何度目だよ?」


「フッなんのことですかな?」ニタァ


いつも爽やかな笑顔で笑うデュランの悪役みたいなイタズラ顔に既視感が…

元気ないふりして気を引いて、俺から「オッパイ揉んとくか?」を引き出したようだ


色々と苦労をかけてるし、見掛け倒しで馬鹿なコーネリアスの相手をしてもらってるからな

ご褒美だと思って揉ませてあげることにした


背広を着てたのに、青春小僧みたいに顔を赤くしてチラチラとこっちの顔色を伺ってくる

いざ、向き合うと照れてるようだ…アホかよ!こっちまで恥ずかしくなるやんか!


「早くしないと夜が明けちゃうぞ?

普段の頑張りに労ってやるよ、逆に肩でも揉んでやろうか?」


エロ漫画よろしく、手を取って胸に持って来る

握った時に驚くほどデュランの手が熱かった…

自分の手の冷たさに、女の子って本当に冷え性なんだな。と感慨深くなった


グニュっと指の形に食い込む


夢なのにちょっとドキドキして苦しい

けどデュランは馬鹿共と違って力任せに握って来ない、ちゃんと女の扱いを知ってる


「こんな時に言うのも何だけどさ、コーネリアスのお世話大変だろ?でも、デュランなら安心して任せられる」


「姫!その先は聞きたくない!」

やわやわと動いてたデュランの指が止まった

オッパイに目がいってたのに視線を上げて真剣な顔で見つめてきた


「え?労って欲しくないの?」


「…お嬢様は、我を捨てる気ですか?兄君の側近にするおつもりか?」

震える声で、そう呟くとうつむいた


「何で捨てるって話になるんだよ?」

あれかな?コーネリアスに取られた!ってヤキモチ焼いて欲しいなかな?

今日はメンテナンス日だからな、話に乗ってあげよう


「デュランは俺のだろ?コーネリアスに貸してあげてるだけ!

ほら、学校とかでさ急にやってきて『体操服よこせ!』とか言ってロッカーから勝手に取ってくやつだよ。

姉弟間の貸し借りなんてよくあるだろ?

コーネリアスはデュランに懐いてるし、しっかりもののデュランをちょっと貸してあげてるだけ!」


「…お嬢様の事ですから、兄君の元で頑張れと解雇されると思っておりましたが…我を体操服扱いですか」


「分かりやすい例えだろ?

別にデュランを道具扱いしてるわけじゃないよ?

返してもらわないと困るし

でもコーネリアスがこけると俺が困るんだよ、俺達がしっかり支えてやらねばならん!手のかかる兄貴だよな

心配しなくてもデュランを解雇なんてしない、お前は俺のだ!

……パンツ一枚で跪けよ、ヒールで踏んであげるから。お前ドMだろ?」


俺はSじゃないけど踏むくらいならやってあげるよ


「グッ…ボンテージ着用でお願いします!髪型はポニーテールを!」


キリッとした顔でなんかほざきやがった


生涯貴女に仕えますとか誓いの言葉が出てくると思ったけどな、本音と建前が逆だろ


ここは夢だから

SMクラブっぽいラブホに空間を変える

エロコスチュームで玉座からふん反り返る女王おれ

腰布一枚の奴隷姿で、後ろ手に縛って正座するデュラン


デュランの顔は期待に満ちていた……うわぁ


女王おれ「生意気そうな顔だな無礼者!頭が高い!

自分の立場を分からせる必要があるな」


玉座から降りて細いヒールでコツコツ歩いて近づくと

デュランの頭に手をやり髪の毛をグッと掴んで頭を上に向かせた


デュランは「はっ」と小さく息を吐いたけど、目は期待に輝いていた…うわぁ


「望み通りお仕置きしてやろう」


ビンタでもかましてやろうかと思ったけど

人を殴るとか野蛮な事、ノーマルな俺には出来なかった…


とりあえず耳たぶに噛みついてやった

どちらかと言えば俺もМよりのノーマル、美人で勝気なお姉さんにアレコレされたい


今日はあくまでデュランを喜ばすためにやる……あれ?

なんで俺はこんな事やってんだ?


とりあえずヒールでデュランを押して転がす

痛くないの?と思わなくもないけど

うつ伏せになるように蹴って転がして、ヒールでケツや背中に乗った


デュランは「うっ」とか「グッ」と小さく息をもらした


重かった?やり過ぎたかな?

と思って顔を見ると口元がニヤリと喜んでた…うわぁ


「この変態が!

お前のような変態は床で十分だ、ベッドで優しく愛してもらえると思うなよ」


本気でそう思うよ、なんで喜んでんだよマジで変態だな!


その後は、頑張って全身噛みついてやった

背中に乗ったまま、首すじ肩はもちろん、腕とかも噛む


ド変態は噛みつくたびに「ヒュッ」とか小さく悲鳴をあげてハァハァ喜ぶ…うわぁ


今更だけど、男の体ってなんて硬いんだ!

もう顎がしんどい…夢なのに

俺はSじゃないからM男の喜ばせ方なんて知らない

前世なら、彼女とかに相棒を握ってもらったり弄ってもらうところだけど…


流石に無理!


「デュラン…夜が明ける。続きはまた今度な!」もう無いと思うけど


「え?生殺しですぞ!もうちょっとで!ぁはんっ

背中ばかりでなく前も!前も弄って下さい!女王様!ハァハァ!」


「えぇ?ムリ!変態奴隷のくせに、御主人様に意見すんなー

じゃあ明日からも頑張りましょう!お疲れさま

あ、先に王都に帰るけどお前は置いてくからな」


「ファッ?何故今言うのです!ちょっと!置いてかないでお嬢様!」


「春になったらまた学校に通うからちゃんと帰って来いよー。

じーさんとお祖母ちゃんに言っとくから、コーネリアスのお守りは春までな

乗馬クラブの先生も会いたがってるよ多分

今年もジェラルド王杯のレースに出るんだろ?盛り上がりそうだな

あ、春まで暇だしレベル上げしたいから夜はダンジョン行くときに誘ってやるよ」


「ちょっお嬢様、この手枷を外して下され!」


「襲いかかって来そうだからヤダ」


「く…ぅん!我が君!」


「じゃあな、こんだけしてやったんだ、コーネリアスの面倒よろしくな。もうすぐ朝だぞお前もおきろ」


マリーウェザーが煙のようにフワッときえた

残されたデュランは後ろ手に縛られ転がされたまま


「今度はぶち犯してやる小娘がぁ!」


朝起きた時に、腕には縛られたあとがほんの少しついていて、首や肩に歯型が残っていた

デュランは御主人様にマーキングされたようで震えて喜んだが、顔を洗ってるうちに全部消えた


END

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騎士と姫の許されない恋 ワシュウ @kazokuno-uta

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