それはなさないで
千瑛路音
それはなさないで
以前、ある女性とお金のやり取りをしたとき、その老年の女性が、自分にお金を渡す際にお金がしわになるほど親指でぎゅっと握りしめ、「お金は絶対放すなよ。」と怖い笑顔で迫ってきたことがあった。
裕福とは言えないが、あまりお金には
生活費が無ければ、生きてはいけない。それだけでもお金に執着しなけらばならないことに、ようやっと気づけることができたのだ。
お金を放さないためにはどうすればいいのか、それからはそうゆうことを真剣に考えるようになっていった。
しかし、考えれば考えるほど、お金は自分から離れていった。お金が離れるほどに、お金への執着は強くなっていった。その結果、
それからは
もうとっくにお亡くなりになった女性だったので失礼を承知で話に登場していただいたが、こうゆう話をすると少し気分を害されるかもしれない。しかし、自分にとってはとてもいい人だった。感謝です。
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