第18話

兄様がアーダルベルトと修行に出て2年が経ち帰ってきた。


「久しぶりだね兄様」

「久しぶりだな!模擬戦でもするか?」


会って早々模擬戦をする流れになった。最後にやったのは出発前だ。どのくらい強くなったのか楽しみだ。鑑定は戦った後に見よう。そっちの方がフェアだ


「じゃあいくよっ!」


地面を強く蹴り兄様に向かって真っ直ぐ進む。

(まずは力比べと行こうか!!)

兄様と俺のぶつかり合った剣は木刀からは信じられないほど高く大きく鳴り響く。


「腕を上げたなレオン!」

「よく言うわ!全然本気出してないだろ!」


俺は自分の出せる精一杯の剣術を兄様にぶつけたが全て完璧に防がれてしまう。


「そろそろ本気出したらどう?兄様」

「そうだな。ちゃんと受け止めろよ!」


兄様は剣にオーラを纏わせ向かってきた。左から攻撃するように見えたが気づいたら俺の右側に剣がある。

「残像」か...俺には兄様に全く及ばないようだ。


「さすがに強くなりすぎじゃない?」

「まあ死にそうになるくらい特訓したからな。次はお前の番だぞ、待ってるからな」

「うん、じゃあ鑑定させてもらうね」

ルイス=ベッカー

Lv203

スキル:火魔法Lv5、水魔法Lv2、風魔法Lv2、土魔法Lv1、剣術Lv10、体術Lv6、神殺流Lv3

固有スキル:爆裂魔法Lv4


「かなり強くなったね。神殺流って気を使うやつ?」

「お、知ってんのか?そうだそいつがかなり手強かった。剣術をレベル10するのがスタート来だと言われて最初の半年は剣術をひたすら鍛えてた。まあ俺は学園へ行くけどお前は地獄の特訓頑張れよ」

「もちろん。兄様。サボらないでね」

「当たり前だ」




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