記憶に無い一週間

沢村基

プロローグ

 大学生の僕は夏休みに帰省した。

 関西へ進学していた僕は、新幹線に乗って神奈川県へ戻ってきた。スポーツバッグを背負って、最寄りの駅に降り立った。そこまでは覚えているのだが……。

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