旅籠に灯籠.

 旅籠に乗っている御者

 楽園の天国の七つの空の扉

 飛翔する飛行機は

 ゆっくりと死を予感した

 「さあ、行こう?」

 焼け落ちて飛んでいく終末幻想

 新時代の鐘を告げる人の形をした兵器は

 ゆっくりと他人を巻き込み法円を描き

 死ぬまで介助のために始動した

 行け五芒星よ

 ダビデが重ねた三角形の刻印を刻み

 六芒星となる

 玉砕喝采を叫ぶ王は駆逐

 炎真となりけり松明の灯籠が

 旅籠を燃やしたその時に

 きっと悟る

 彼は消えていく邪神の化身だと

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