青春利権とは何ぞや。その功罪を問う。

与方藤士朗

青春という言葉の最前線の巻

第1話 青春という名を銘打つ、利権の温床

 青春って言葉、何やらすがすがしさやさわやかさ、ちょっとむさくるしいかもしれんけど、汗と涙の物語とか、恋愛とか友情とか。


 まあ、どこから見ても悪いものなんかなさそうなとか、ましてや非の打ちどころなんてどこにもないだろうとまでは言わないが(言えたらこんな文章書くわけなかろうが、ボケ)、世にも素晴らしそうな、うらやましそうな(特にお年寄りには~わっはっは)。

 とりあえず、悪いイメージに取りようのない話ばかりがぞろ出ておりますな。


飛び出せ!青春


 そんなドラマも大昔、ありましたね。

 その頃の高校生なんて、今はもう定年退職して第二の人生を送っておられるよ。

 その頃3歳くらいのボクチャンが、今もう50代半ばだぜ。わしもそやけど。

 とりあえず、変なところに飛び出すなよと五寸釘でも差しておかなきゃ。


オレは男だ!


 さらば涙と言おうって、カッコついてましたな。

 カギかっこでもなく、鳥でもなく、格好、がね(わっはっは)。

 とりあえず、あんたが男だってのは見りゃわかるわと言いたくもなるわ。

~ 森田健作さん、ごめんね。


 こんなドラマ、昭和の大昔にありましたでしょ。

 あの手の学園ドラマがなぜ大学や中学校ではなく高校だったのか。

 それについては私なりの答えは持っていますが、おいおい述べますってことで。


 さて、そんな世にも貴重な青春の舞台を無視してひたすら勉学に励んで一発勝負の試験を活用して大学に現役合格した人もいるよ。その一人が、わしやけど。

 あの頃、それこそ高校時代にあの手のドラマを観てきた幾分オトナの人が、わしに対していろいろ、わかった口を利いてきました。

 それは今思うと、自分の信じてきた理想が踏みにじられているような恐怖が相手にあったのではないかと思っておる。現にわし、その人をモデルにした詩作集でボコボコに叩いてきたからね、この1年間。

 なんせ、その言い方が振るっているときたものよ。


酒も飲まずに理想に酔い食らった(泥酔したとか、他にも表現あり)・・・。


 そこまで当時先方に言っていたわけじゃないが、それに近い思いは持っていたことは間違いない。今改めて言語化してみれば、こういうことになろうね。

 なぜ、わし、もとい「私」は、今述べたような表現で言語化したのか。

 その人はなぜ、あんなことを言っていたのか。

 その答えは、こう。

青春という名の「利権」が与えたツールにどっぷりつかっていたからである。

それが、良くも悪くもその人の人生訓のようなものになっていた。


 そんな状況下の彼(=自分)の心の奥に、こんな思いがあったであろう。


自分の持つ理想像から完全に外れている人物である「私」。

そんな「私」に対する恐怖感を、自分は感じないわけにはいかない。

いつか「私」は、自分に向って牙をむいてくる。

それがいつどのような形になるかはわからないが・・・。


 研ぎ澄まされた「私」の牙は、かつて自らに立ちはだかったオトナの代表であった彼に、容赦なく襲い掛かっている。

 ペンという武器を持ち、ネット環境に出版というツールを用いて。そんな「私」の力は、日本国の憲法によって手厚く保障されている。無論「彼」にも、その権利がないわけでは、ない。だが、それに反論していくことがどれだけ可能か。「私」の能力を勘案すれば、返り討ちの危険性は十二分にある。


 何だかだんだん話がそれてきました。ではここで、少しまとめましょう。

 かつての「私」が感じ取った、利権の芳香(悪臭? はたまた、悪習?)。

 その利権を、というよりも、その背後の利権を操る者たちの言うところを無邪気に信じる言動をなしていた当時のオトナだった「彼」に牙をむく「私」。


 そんな「私」が感じ取った、この世を華やかにする半面どこかでこの世(社会)をむしばんでいるその「利権」の正体とやらに迫ってみようではありませんか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る