第47話 故郷(?)へ帰り道Ⅱ


 俺達はガリアスでのスタンピ-ドで大活躍して公爵から招待を受けたが、それを無かった様に町を出て来て今は峠に居るが商人が止まらない所を拠って止まった、其処では俺の異空間作成の説明がされて居たと言うか本人も分かって居ないので、「皆で入りここの研究をして行く事にしたい」と言うと、全員がどういう事と言いながら馬車の中で異空間を出して全員で中に入り一つづつ説明をして行った。


 全員で異空間の中に入ると説明し始めた、「ここは俺が中に入りドアを閉めると外のドアが消えて入り口が無く成るし、有ったとしても俺が許可しないと入れない様でこの中は俺の為の世界に成る様だ、そして俺が欲しいと思う物は今の所全て叶っているが今後は分からない、何か制約があるかも知れないが其れは何かと言う事はまだ分って居ない」と言ってこれからこの世界に欲しい者を行って欲しい、というとカタリナがまず言ったのは「池が欲しいそこから流れる小川と」と言った、俺がその事を思うと池が現れて小川が流れていた、「池の周りには花が欲しい」と追加が言われたので叶えた、其処から皆が次々と話し出したカタリナがその向こうに草原が欲しい

と言えば、エリナスが草原の向こうは山ね山の高さが1500m位にしてと言った、俺は家を1階にリビング16畳とキッチンを10畳を付けトイレと風呂とを付けて、俺の部屋を1階に作り16畳にしてキングサイズのベッドを置いた、そして俺は外にはヒカリが入る馬屋を付けた20畳程あるのでヒカリに旦那が出来ても入れる様にした、それから2階に10畳の部屋を6部屋作り上げたが、アリリカとウリリクの部屋は1階の俺とは反対のリビングの向こうに作り、部屋は20畳にしてセミダブルのベッドを二つ置いてクロ-ゼットも2カ所拵えたベッドは勿論フ〇ンスベッドにした、家の中はオ-ル電化で統一して冷蔵庫の傍に時間停止の箱を付けて中を拡張して置いた、俺は電気は何処から来るのが不思議だったが最新のモデルハウスよりも最新の様に思った、それと驚いたのが明かりは全てLEDが使われていて電気付けてと言えば付き、消してと言えば消えまるでエ〇クサがいるようだった、家の中はこんな物かと皆に部屋を割り当てて行くと、如何してユウタは1階なのと行って居たが、其処はスル-して外に出て来て温泉が欲しいと考えると出来て居た、洗い場と脱衣所男女と温泉の周りには赤めの木が良いかと考えた、その向こうにサクラと考えたがサクラは出てこなかった、ここで初めて何かの制約に引っ掛かったがサクラはこの世界に全く無い物かも知れないと思ったので代わりに百日紅の木にしたら生えて来た。


 「皆如何ですか。後何か居る物は無いですか?」と言いつつ「皆はこの道具は知らないと思うのでおいおい教えて行きます。」と言うと、「如何して上に光が灯るのですかわたしは何が何だかわからなくて」とアリリカが言ったが皆頷いて居た、「これは電気と言う魔力の様な物が流れて居てその力で灯します」と言ったが、この世界の人には理解しがたいと思った、するとカルカラが池のほとりにベンチと東屋が欲しいと言った、俺も其れは良いなと思い外に出て東屋を2カ所拵えそろそろ外に出ようと考えて小さい窓を作り馬車の周りを確認した、ちょっと離れた所に止めたので盗賊が来ていないか心配だったが、ヒカリに念話すると「何も来なかった寝て居た」と言って居た、ヒカリは今や魔法も使えるのでオ-ガクラスが来ても倒せる力が有るし、影魔法で馬車の下に隠れる事も出来るので多分大丈夫だと思ったが、何が出て来るか解らない世界なので注意は必要だ。そろそろ夕方に成って来たここに止めた時は昼過ぎだったのでそのままここで寝る事に為った、ヒカリには飼い葉を多い目に入れて塩も居れたし我々はパンとオ-クのステ-キに野菜炒めとス-プだった、俺は米食いてえ―

と最近米へのあこがれが増して来た。


 次の日俺達は峠を下り始めた、ここはまだガリアスから50km程の所でここから南に走り1000km程行くとドルゴと言う町がある。そこにはダンジョンが有り深淵のダンジョンと言われて居るダンジョンが有った、現在は80層まで探索されて居たが深いダンジョンの様で、その隣町がアゴランだが国が違うので行き来は一々検査が有ったが、冒険者はタグを見せるだけだった1000kmは遠い俺だけなら飛べるがこの人数では無理だ、じっくり時間の掛けて行くそれが今俺に出来る最善の方法だった、ガリアスを出てこの街道を行くとタンタと言う町が有るそこは馬の名産地で上手く行けばヒカリの合い方が見つかるかも知れないと期待して居た、タンタの町は山奥にある草原に開かれた町で、昔から野生の馬が多く居た土地でここの馬は体が大きくスタミナが有ると評判で、ヒカリが自分で見つけて来ても良いのだがまだ野生の馬も残って居るかも知れなかったが、馬を扱う商人が多く居て野生の馬を捕まえて調教して販売しても居た。


 タンタに10日掛かり着いたが既に夕暮れに成って居た、この現状では宿は無理そうなので町を出てテントを張る事にした、町から500m程通り過ぎた所に馬車を止めて

テントを出した、ヒカリも馬車から外しテントの傍で寝ている周りに結界を張った、

そして異空間を出して全員が中に入るとドアを閉め外界との繋がりを閉じた、家の中ではカタリナとカルカラが夕食を作りその傍でアリリカがサポ-トする様に手伝い夕食が出来上がって行った、俺はその間に内風呂に湯を張りお風呂の準備をして居た、

外の温泉は源泉かけ流しなのでいつでも入れると思うとつい後回しにしてしまった、

内風呂は無くても良くて温泉だけで良かったと後で思った、そうなのだ御飯の後は温泉を堪能して寝様としたが、カルカラが来て1回したがカルカラの体は凶器なのでもお1回お願いして寝た。


 次の日は早い目に町に入り馬を見に行った、ヒカリに気に入った牡馬が居無いか聞くと「ここには居ない」と言うので、次の商会に行ってヒカリに聞くと「ホ-スは居たが痩せたホ-スだ」と言った、3軒目に行ってヒカリに「如何だ」と聞くと、「あの黒いガッシリしたのが良い」と言うので、商人に聞くと「金貨10枚だ」と言ったが買う事にした、そして暫く行くと宿を見付けたので入ると宿は一杯で空きが無いと言う事なので、思い切って街道を南下し始めて広い所で止まりヒカリに聞くと、「彼はホ-スで魔石を上げて」と言うので「何の魔石が良いかい」と言うとヒカリが「そうね何が有るの」と言うので、オークキングとサイクロプスと吸血鬼始祖とオ-ガジェネラルが有ると言うと、「オ-ガジェネラルにする」と言ったので新たに来たホ-スに食べさせると、ホースの体が光出して二回りほど大きくなり俺に念話をして来た、「マスタ-ありがとうございます。ホースジェネラルにして呉れて」と来たので、

「ヒカリに礼は言って呉れ」と返すと、「分かりましたヒカリさんにお礼を言います」と言って居たが、他の連中は何が起こったのか俺の傍でポカンと立ち尽くして居たので、俺が説明すると初めて聞きましたホースだったんですかヒカリちゃんはと驚いていた、それで「俺とヒカリが念話で話が出来る」と言うと「それであんなにユウタの言う事が分ったのね。」とカタリナが納得して居た、今日はここで1泊するかと言うと俺が異空間を出してヒカリが入れるか試すとすんなりと入れた、そして新しいホ-スの名前をベンケイにしたので言うと、「マスタ-ありがとう。ベンケイ良い名だ俺もネ-ムドに成れたヒカリありがとう」と言ってヒカリにすり寄って行った、ベンケイも異空間に入れた、二人であの広い草原で戯れて居た。


 

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