第31話 カルカラのレベリング
次の日4人は王都を出てゴ-ルトン方面に走って居た、適当な場所を見付けたので
ヒカリに泊まる様に念話すると道の傍に有る広場に止まった、其処で昼休憩を兼ねて
相談をする事にして昼食タイムに成った、相談の議題はカルカラノレベリングを何処
でするかと言う事のみで、何処のダンジョンにするかと言う事だったがルクトバス王
国にするか、帝国に入ってからにするかの二通りの方法が有ったが、ギルドで貰った
簡単な地図によるとルクトバス王国だけでもダンジョンは3カ所有る様だ、帝国の地
図が無いが手に入るだろうと思って居た、「俺はゴ-ルトンから山道に入りトトルと
言う町が有るらしい其処で良いんじゃ無いかと思って居る」と言うと、「其処で良い
んじゃない近いし」と言うのはエリナスだった、良し取り敢えず其処に行くかと決め
て行くがこのまま行けばゴ-ルトンで1泊しないと夜に成りそうだった、「今日はゴ-
ルトンで1泊して明日に着く感じで行くか」と言うと、3人から賛成!と言う声が上が
り目指すはゴ-ルトンに決定した、ゴ-ルトンは俺達が討伐する前はワイバーンの影
響で暫くは閑散として居たと聞いて居たが、今は可成りの人が町を出入りして居る様
で活気が有った、入り口の門で宿の場所を聞きそちらに向かうと立派な宿が有った、
取り敢えず入りダブル2部屋を借りる事が出来たがここは高級宿で、1人が大銀貨5枚
だそうで大浴場が有るそうで泊まることにした、早速金貨2枚を支払い部屋に入ると
カタリナがキスをして来たので、カタリナのキスを堪能してから風呂に行こうと言う
とカタリナも同意したので風呂に向かった、ここの風呂は普通の風呂の様で水魔法で
水を入れて火魔法でお湯にした風呂の様だ、俺の風呂と同じだったこれが温泉だった
りすると大銀貨5枚も安いと思うのだがこれではお湯に浸かるだけで味気ない、そう
言えば此方に来て温泉は見た事が無いが有るのだろうかと疑問に思っが俺の天国の理
想の一つは温泉だ、カルカラのレベリングが住めば温泉を探すのも良いかも知れない
と頭をよぎったが今は考えないで措く、風呂を先に済ませた俺達は食堂に来ていたこ
こは海辺の町だけあって魚料理が旨く、金を取るだけに料理も豪華だったこれを見た
ら料理だけを食べに来る客もいるかも知れない、それだけに風呂が温泉ならここに住
み付いても良い位だと考えたが辞めた、次の日に早い目に宿を出てトトルの町を目指
してヒカリの馬車で進んでいた、約200kmの道程でヒカリにお願いしてちょっと飛ば
していた、200kmを8時間で走破して貰ったが休憩を1時間取ったので実質7時間で来
たことに成る。トトンの町はダンジョンの町と言う感じの町で人口1万5千人程の町
だがその半数がダンジョンの恩恵で生活が出来て居る様だった、ギルドに入るとそこ
には鉱山に入る様な格好の人で溢れて居た、そうここのダンジョンは鉱山がダンジョ
ン化した物で深層に行けば貴重な鉱石が手に入り一角千金を狙う者が多く居る様だ、
しかしその大半が鉄や銅と言った鉱石の採集が多くそれでも生活は出来る様で、その
鉱石を生成した鉄や銅で作られる器具がこの町の産業に成って居た、其処に偶に取れ
るミスリルやヒヒイロカネの高級品も作られていて、それに従事するドワ-フやノー
ムが多数生活をして居るそうでこの町を支える存在に成って居ると言う事だ、ギルド
で聞くと1層から10層が銅と鉄が取れ出て来る魔物はゴブリンやキャタピラ-とコボ
ルトに蝙蝠が主な魔物で、10層~20層は鉄に金と銀にミスリルが取れるが魔物も強く
成って来る。オ-クと蟻とオーガで変わった所でスティ-ルキャタピラ-と言う魔物
が出て来るそうだ、30層からはミスリルとヒヒイロカネやダイヤモンドにオパ-ル
の様な宝石も取れる様だが魔物が強く成り、オ-ガジェネラルやオ-ガキングにオー
クキングやトロ-ルに大型のムカデや蛇が出て来る事も有るそうだ、40層以降は余り
分からないそうで今は42層が最深だそうだが、ここの冒険者は制覇しようとか考えな
いで稼げれば良いそうだ、偶に他所から来た冒険者が無理をして全滅する事がある
そうなので、無理をしないで行ける所までにして欲しいと言われて了承した、そして
受付嬢に宿の有る場所を聞きそちらに向かうと4軒か5軒の宿が有った、その一つに入
り聞くと1泊が銀貨7枚で夕食だけが付いて居るそうで、朝は皆さんがまちまちに出
るので朝食を無くしたそうで早く出れる様に入り口の扉は5時に空けるそうだ、そん
な話を聞きながら俺は早くも明日からの探索に気持ちが行って居た様で、既に女将さ
んの話は終わって居たのでカタリナに肘で突かれて我に返った、それから夕食も終わ
り4人で集まり明日からの行動予定を確認した、「今回は飽くまでもカルカラのレベリ
ングに成るので、理想の階層は30階を過ぎた辺りが良いと思うのでそのあたりまで取
り敢えず行く事、カルカラのレベリングが上手く行けばその後はその場で考える事に
する」とした、「食料は俺が殆ど持つが3人にも町で買ったバッグに俺が拡張と不壊と
再生を付与したので持って居て貰い2日分は食料を持つ事、そのバッグは時間停止が
付いて居無いので其処に入れた物から食べて行き、減った分はその場で補充する事に
してハイポーションを各自入れて置く事」と言って何か質問はと言うと、カルカラは
「そのバッグはどの位入りますか」と言うので、「そうだな~。大体500kg位かな」
と言うと、「じゃぁ、下着類も入れて置いて良いですか」と言うので、「そうそう言い
忘れたが、下着や着替え類も入れて置いて欲しい」と追加した。次の日には朝からダ
ンジョンに行く為に町の門に来ていた、ここのダンジョンは町から歩いて30分程の所
に有りダンジョンの周りには高い塀が張り巡らされて魔物が溢れた時の為の対応をし
て居た、丁度今がダンジョンに向かう最盛期の様で荷車を衝いて居るグル-プも何組
かが居たが、鉱石を乗せる予定なのだろうと推測して居ると入り口に到着した、我々
は1層に入る為に入り口で守り人にタグを見せると「初めてですか?」と聞かれた、
「そうなんだよ。ここに入るのは初だ」と言うと、守り人が「行ってらっしゃい」と
言ったのでその隣の守り人が何でと言うと、守り人が相棒に言った「今の人たちはA
ランクチームの人たちだよ」と教えると、「それは珍しいね。俺も声を掛ければよか
った」と言っていた、そんな話も少し聞こえたが入り口の石碑に全員で触れて入る前
にポイント10倍を掛けた、一度試しにポイント20倍に成らないか試したが成らなかっ
たので何かの制約が有る様だと思った、1層から10層まではほぼ1日で突破して来てこ
このボス部屋の前でテントを出して寝る事にしたが、何故か全員俺のテントに居るの
ですがなんでかな、拡張して広くしているから寝れるけど俺は挟まれて居た、カタリ
ナとカルカラに挟まれた状態で寝る事は出来そうに無いあそこがむくむくと起き上が
るが毛布で抑えて事なきを得た、そんな夜もどうにか5時間ぐらいは寝たのだろうか
今一頭がすっきりしない生殺し状態だった、朝に成ったが俺の頭ははっきりしないが
顔を洗う為にたらいに水を出して其処に氷を入れて顔を洗うと幾分スッキリした、そ
んな俺だが10層のボス部屋に入るとオ-クが居たオークの顔を見たらなんか笑って居
る様に見えたので頭に来て俺が瞬殺してしまった、するとそこに宝箱が出現したので
鑑定するとスキルブックが有った、取り出して見ると火魔法のスキルブックで一応俺
が収納することに成った、裏に出て石碑に触れてから11層に降りて行った。
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