第29話 盗賊と領主


 俺がギルドの兎獣人の受付嬢に頼まれて盗賊を討伐に来ていた、盗賊は先ずは10人


が来たがどう見ても装備が領兵だった、其処を指摘すると突然逃がすなと言いながら


襲って来た、俺は10人の右腕を切り飛ばすと全員が蹲り殺せと言った、もしもの時は


死ぬ様に言われている様で9人をサンザ-で痺れさせて気絶させた、魔力をドレイン


で吸い取り1にして置いたので暫くは起きて来ないだろうとみて居たが、一人だけ残


したのはアジトに案内させる為だったので、「アジトは何処だ」と聞くと言えないと


言って舌を噛んだが俺が即座に直して置いた、すると盗賊は「なぜ如何して舌を噛ん


だのに」と言いながら喚いたが、「何度でも噛んで良いど」と言うと顔色が悪く成っ


て来た「治癒魔法が使えるのか」と言いながら嫌そうな顔をした、「そうだ何度でも


直してやるど痛いが又やるかい」と言うと、「いやもうやらん痛すぎると言いながら


何を知りたい」と言い出した、俺が「お前たちの親玉は誰だ」と言うと、黙り込んだ


が「それを言うと俺の妻と子供が殺される手筈に成って居る」と言った、やっぱり領


主か「俺が大掃除して遣ろうじゃ無いか」と言って、「取り敢えずお前たちをルクトバ


ス王国のゴホナンに連行する。其処で洗いざらい吐いて貰う」と言うと、それでは家


族がと言ったが「俺が何とかする」と言うと「頼む何とかしてくれ」と言ったので、


「取り敢えずアジトの連中も全員気絶さして来るので場所を言え」と言うと、「此処


から1km程の所にある洞窟と小屋が有るのがアジトだ」と言った、其処まで行ったの


でそいつの腕にリバースを掛けて遣った、腕が元道理に成ると「あなたは一体何者で


すか」と言いながらお願いすると言って居たが10人纏めてア-スバインドで拘束して


置いて結界を付けた、アジトに遣って来ると「何奴だ」と言うのでお前たちを掃除に


来たと言うと、「あいつらは失敗したのか、トロイ奴らめ」と言いながら全員で襲っ


て来たが俺がサンダ-ボルトを撃つと全員が倒れて仕舞った、中には心臓が止まった


奴も居たかも知れないが確認するのもめんどい、20人をバインドで拘束して置いて結


界を張って置いた、そして元の場所に戻りヒカリの馬車に詰め込みゴホナンに向かう


と2時間で着いた、門で事情を話して行くとルクトバス王国でも怪しいと言って居た


そうで、これだけ証拠が揃えば兵を上げられると言ったが俺がその前に全てを処理す


ると言って置いた、10人を其処に残して行く事にしたが9人の右腕が無くて止血され


て居た、一人だけ無事なのが9人に怪しまれたが何も話さないで居た、俺はそのまま


アジトに行くと20人が生きて居た3人だけ連れて領主館に行く事にした、残りは洞窟


に閉じ込めて入り口を俺が塞ぎ空気穴だけ着けて置いた、領主館に到着すると捕まっ


た3人を見て全員が青ざめていたが、其処に領主らしき奴が出て来て「これは何の騒


ぎだ」と言いながら、「わしはここの領主の辺境伯だ、お前は何者名を名乗れ」と言


ったが「盗賊の親玉に名乗る名は無い」と言うと、「お前が賊だろうがと言ってこ奴


を取り押さえろ」と号令をかけたが、お俺がお前の部下を捉えルクトバス王国に連れ


て行ったので、もう直ぐ兵がせめて来る度と言うと益々慌てだしたがこ奴を血祭り


にしてからだと言った、俺が「もう遅いこの国にも連絡が行くはずだ辺境伯は放逐


されるか死刑に成るだろう。そうしないと国が無く成る事に成る」と言うと、兵が躊


躇い俺が「辺境伯を捕まえろで無いと生き残れないど」と言うと兵が辺境伯と家族を


捕まえて来た、其処にルクトバス王国のゴホナン辺境伯が兵500を連れて到着した、


俺は後は任せたとばかりにそこから霧のように消えて宿に来ていた、カタリナとエリ


ナスを連れて宿から旅立っちルクトバス王国に向かった、その後はやはりマンダリ王


国の国王が出て来て辺境伯を死刑にして、家族は国外追放に成ったそうでトクトは暫


くは国領に成った、その後俺達を探したが何処にもおらず探すのを諦めたが、ギルド


の受付嬢の兎獣人のカルカラナイキさんがギルドを止めて俺を探す為に旅だった事は


知らなかった、そんな事も有ったので俺達はゴホナンには入らずに次の大きな町オル


コを目出して走って居た、トクトを出てからは王都迄は約2000km程有るのでヒカリ


が1日に200km走っても10日掛かる距離だった、そろそろ秋に成るのか少し肌寒いの


はやはり北の国に成るからだろうか、俺にはその辺がまだ分らないがカタリナに尋ね


るとそうだねと言っただけだった、北の海ヤナラ海を見ながら走ること10日でやっと


王都ルクバスに着いた、この国の王都ルクバスは人口が100万人と言われていてこの


世界第三の都市だ、町の入り口となるこの門には多くの馬車が並んで居た、その後方


に並び順番を待つ事にしてここに並んで居る人種がヤバい、獣人とエルフにドワ-フ


と人種が豊富だ人も入れて4種の集合だった、この場面を見ると平和な世界が浮かぶ


がこの国は如何果たしてどっち、俺達3人の順番が来たのでタグを見せて中に入る


とこれまでと違う感じの町が有った、俺は取り敢えず冒険者ギルドの場所を確認する


為に商人風の人に聞いて見た、その人が分かり易く説明して呉れた道を行くとあの看


板が目についた、俺がカタリナに「あれだ」と言いながらギルドの方に行くと二人も


付いて来て「やっと見てけたね」といった、例の特徴のある両開きの扉を押して入る


と「入らっしゃいませ、当ギルドは初めてですかと元気よく声を掛けて来た」俺が


「初めてです。」と言うと、「本日はどの様な御用件でしょうか」と言ったので、「俺は


Aランクのユウタと言いますが、今日はイクランド王国から此方に来たので挨拶代わ


りに顔を見せて置こうと思いまして、そしてこっちが妻のカタリナでAランクでそっ


ちがAランクのエリナスだ、そしてAランクチームヒカリの楯と言うチ-ムだが宿を


紹介してもらえると嬉しいのだが、宿のランクは大銀貨1枚位で有ればそれでお願い


したい」と言うと、「分かりました此処から出て左の道を行くと、ト-ソンの宿が有


りますそこは如何でしょう」と教えて呉れたのでそちらに向かった、トーソンの宿は


直ぐに見付けて入ると受付には可愛い女性が座って居て頭には猫耳がチョコンと付い


て居た、その女性が「いらっしゃいませトーソンの宿に、3人様お泊りですか?」と


聞いて来た、俺が「泊まれますか?、出来ればシングル1部屋とダブルを1部屋欲しい


のですが」と言うと、「何方も大丈夫です。シングルが大銀貨1枚ダブルが大銀貨1枚と


銀貨7枚に成ります。両方で大銀貨2枚と銀貨7枚に成ります」と代金の説明を受けて


から「3日連泊でお願いします」と言うと、「ありがとうございます。そうしますと大


銀貨8枚と銀貨1枚ですが、おまけして大銀貨8枚で大丈夫です」と言った、俺が金貨1


枚を出すと大銀貨2枚の釣りを貰いカギを受け取って部屋に向かった、部屋はシング


ルが211号室でダブルが3012号室だったので2階で別れた、俺が2階で二人が3階に向か


って夕食は5時からで朝は7時からに成って居るそうで、早く出たい時は何も言わずに


行って貰っても良いと言う事だった、次の日に3人はギルドに顔お出して居たがこの王


都には近くにダンジョンも無いし、多く有るのは護衛依頼だがAランクチームに商人


からの護衛依頼は来ない、費用が掛かり過ぎるからだが遺族からの依頼が偶にある位


で依頼は少ないが、ギルドに入り依頼掲示板を見て居ると受付嬢から声が掛った、先


ずは別室に通されてから説明されたのが「王都から次の町ゴールトンに行く途中の峠


にワイバ-ンが4匹か5匹の群れが居付き、道行く人々に襲い掛かる事案が数件起こっ


て居る」それを討伐して欲しいと言う依頼で、ワイバ-ン1匹に着き金貨10枚で素材


はそちらが取って貰って良いと言う条件だそうで、「受けて貰えますか?」と言って来


たので3人で相談すると、受けようと言う事に成り「その依頼受けます。何時までに


と言う様な条件は有りますか?」と言って見ると、「条件は特に無いが非常に困って居


るので為るべく早くお願いします」と言う事だったが、我々は地理に疎いので地図を


書いて貰った所はゴールトンの手前100km位に500m程の山が有り、其処を超える為


の峠道だそうで馬車で1日の片道になる「我々は明日の朝に出発します。」と言う事で


食料やジュ-ス類に果物を買い宿に帰って来た。




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