天国の様な異世界に来た男

つとむ君

第1話 逃げる


 俺は絶賛逃亡中だった。


俺はバイクで逃げていた、追って来るのは和〇山県警のパトだ。


俺はバイクは得意で三半を手足の様に扱えたし、相手はパトだ簡単に逃げきれるが面

が割れるのがいやだった。

 

パトはデカいし俺はバイクだ、町の細い道に入れば勝ちだと考えていた。


前にもこの手で振り切ったし、今回も直ぐに見えなくして遣る積りだ。


パトは余り距離は詰めて来ない、事故られるのが怖いのか態と距離を取っている様だと思った。


この町は隣の隣町だが道は良く知って居た。


此処に入れば道は3m程で狭いし、ごちゃごちゃと何かが置かれて居た。


パトから逃げるのには最適だった、直ぐにパトが見えなくなったしあの喧しいサイレンも聞こえなく成って居た。


俺はバックミラ-で確認した、完全に撒いた様だと安心してバックミラーから前に目を移した。


其処にダンプが止まって居たのが目に入った、其処までは覚えていたし確か突っ込んだ筈だ。


俺は空を睨んで居た、どこにも痛い所は無いし血も出て居ない、俺のバイクは何処だと探したが無さそうだ。


と言う事はサツに捕まったのかもと思ったが、何か違う様な雰囲気だったしここは草原ぽかった。


嫌な気がしたので頑張って起き上がった、周りには何も無くただ草原が広がって居るだけだった。


「どうゆう事だここは一体何処だと言うんだ」と叫びながらよく見ると道の様な物が有った。


どう見ても道だと思ったが舗装がされて居なかった。


仕方が無いので道の様な所を歩く事にした、宛は無いがここに何時までいても何も無いし。そう思いながら歩いていると前方に町らしい何かを見付けた。


近づくと人も居るし馬車も有った、俺は一瞬馬車?と思ったがとに角人が居たのが嬉しかった。


俺は近づき話しかけた、「今日は、この町は何と言う町ですか?」と聞くと、その人の頭に目が釘付けになった、耳が頭のてっぺんに有ったからだ、カチュウシャでもつけて居たのかともう一度確認した。


確かに頭の上に付いて居たしカチューシャでも無さそうだ、じゃぁ、何んで頭の上に耳・・・・となった。


その前の人は背が低くがっしりとして居たが、耳は普通の有るとこに有ったので安心した、もう一度聞くことにした。


「すみません。この町は何と言う町ですか?」と聞くと、「ここは城塞都市アゴランだよ」と教えて呉れた。


俺は聞き覚えに無い町の名前に?が幾つも浮かんだ、アゴランて何処。


そんな事をしているといつの間にか順番が来ていた。


門番が「お前の番だ」と指を刺されたが、自分も自分に指をさして「俺」と言った。


そして門番が、「お前のタグは持って居ないのか?」と言ったが俺はタグ?と成って

居たし何のことか分からない。


すると門番が、「お前怪しい奴だ」と言いながら、俺を引っ張り詰め所に連れて行かれて何処から来たと言うので、あっちから来たと言うと他の門番がこいつ頭可笑しいのかもと言った、名前は何と言うと聞かれたが思い出さなかったので分からんと言うと、此奴やっぱり可笑しいし記憶がない奴かも知れないと言い出した。


門番が、お前はステ-タスとかは見た事が無いのかと言うので、そんなの知らないと言うと、矢張り記憶がない奴が稀に有ると聞いた事が有る。こいつもそうかも知れないと言ったが、自分でステ-タスと言って見ろと言うので言って見た。

ステ-タス。


 ☆ ユウタ  男 17才  レベル1


 HP  10

 MP  10


スキル ##### #### ##

########  ######


####  レベル1


####  レベル1


###### レベル1

 

 と成って居た。門番は何だこれはこんなのは見た事が無い。

名前はユウタ見たいだ。歳は17才レベルは全部1だと言った。

それから水晶の様な物に触れる様に言われ、触れると緑色に輝いたので良し大丈夫だ

と言ってから離して呉れた。


門番が、一応冒険者ギルドに行って登録してこいと言いながら行き方を教えて呉れ

た。


俺は今、教えられた冒険者ギルドに来ていた、受付の様な所に行くと、

女の人が、「いらっしゃいませ本日はどの様な御用件でしょうか?」と言って来た、

ここは門番に聞いて居た通りだった、登録したいと言うとその女性が紙を出して来た。これに名前と出身地と特技が有れば書いてく下さい。と渡されたが名前だけ書き

出身地には村とだけ書いて渡すと、その紙を持って後ろの部屋に行って仕舞った。


暫くして戻って来た女性が、何かを渡して来てこれを首からぶら下げて置いて下さいと言った、俺は言われた通りに首に掛けたがそれを見ると、ユウタと書かれてFと入って居た。そして女性はギルドの説明は要りますかと言うので、お願いしますと言って見た。


すると女性が話始めた、「冒険者ギルドは朝6時から夕の6時まで空いて居ます。

それ以外は閉まって居ますなので早く帰って来て下さい。それと魔石や魔物の買取は

買い取り窓口でお願いします。依頼はあそこにある板にクラス毎に張り付けて居ます。貴方が今受けれるのはFと書いた所に張って居る物だけです。冒険者にはランクが有ってその板にFと入って居る人はFとEの所の依頼を受けられます。ランクポイントがたまるとランクが上がります。タグにFの方は草原での薬草採取か町中の依頼に成ります。以上で説明は終わりですが何か質問は有りますか?」と説明が終わり質問が有るかと聞かれたので聞いて見た、「魔法てどうやって使うのですか?」


すると女性は、「魔法はその人にスキルが無いと使えません。あなたには有りますか

と言うので分かりません」と答えた。


「薬草はどんな形の草ですか?」と聞くと、ギルドの資料室に絵で解説されたものが有ります。それを見て自分で勉強して下さい。と!言われた。


俺は2階に有ると言う資料室に来た所、薬草の本や魔法の初歩と言う本が有ったので

読んで見た。


薬草は大体判ったし、魔法も何となく分かった気がしたが魔力の練り方は独自で勉強しないと身に付かないそうだ。


取り敢えず草原に来て薬草を探し始めたが見つからない。この辺は殆ど取られた後の様で切った後が幾つか有った。


此処で取らずに帰る訳には行かない今日の食費が無いのだ、少し離れた近くに藪の有る辺りに来て見た、ここには薬草が有ったので20本を採取してギルドに戻った。


買取窓口に行くと髭を生やしたおじさんが居た、おじさんが「俺はマロンドと言う。新人だな?まあがんばれよ。良い物をもってくればいい値でで買い取る。今回は何を持って来たのだ」と言うので、薬草を出したら薬草20本だなまあまあの品物だな丁寧に扱っているし丁度いい長さに切って居る。全部で銀貨4枚だと言うと伝票の様な紙をくれて、受付に持って行きなお金に変えて呉れると言った。


俺は、早速受付にマロンドさんから受け取った紙を渡した。銀貨4枚の買い取りだった。受付で此れで飯と泊まれる所は有りますかと聞くと、ギルドの食堂で食べてギルドの宿に泊まれば銀貨3枚で泊まれるからと教えて貰った。


俺は食堂で銀貨1枚で食えるだけ下さいと言うと、よっしゃ待ってなと言って厨房に入ったのは比較的若いお兄さんだった。パンと3品ほどの料理を持って来て呉れた。

俺は朝から何も食べて居なかったのであっと言う間に平らげてしまった。お兄さんに

ギルドの宿を聞くと、あの向こうの階段を登ると有ると聞いたので行くと、受付の様な所に居たオネさんが泊まりかいと聞いて来た、俺が「泊まれますか?」と聞くと、

銀貨3枚だよと言うので全財産を払うと鍵を渡して呉れた。


その部屋に入るとバネの無い箱の様な寝床が有ったので横に成ると、今日の1日を思い出して見た。
















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る