とある夏の夕暮れ

一ノ瀬 夜月

プロローグ 舞台&人物設定

 ※詳細な設定を知らなくても良いという方は、本編へとお進み下さい。



 今回の物語の舞台となるのは、Kケー県のSエス公園にある埴輪群はにわぐんです。


(※諸事情により、実名公開を控えていますが、コンテストに通過した場合、主催者様に対して情報を開示致します。)


 「埴輪群」と名付けられてはいるものの、規模が大きい訳ではなく、草木が生いしげる公園の一角に、埴輪が九体、横一列で並んでいます。


 埴輪の形状は、人、馬、船、家など多様で、服装や装飾が本格的です。


 その一方、顔の造りは最低限、目や鼻、口の形が分かる程度に留まっている為、凝視していると、不気味な印象を受けます。



 では、場所に関する説明が済んだところで、次は、時期や時間帯について紹介します。



 時期は、夏休み頃......つまり、七月下旬から八月を想定しています。


 時期によって大きな変化がある場所ではないのですが、夏になると、埴輪群周辺が青々あおあおとして、せみの声が響く(必ず居るとは限りません)自然豊かな場所になります。


 時間帯は、夕方の五時〜六時位、要するに、日が沈むかどうかのタイミングを想定しています。(小学生も出歩く時間帯のホラー作品となると、真夜中は適さないと判断した為、このような時間設定にしました。)


 

 最後に、この物語の登場人物達に関して説明します。



 登場人物は主に二人で、一人目は、小学一年生の男子、陽仁はると。二人目は、彼の祖母で、六十五歳の女性、知依ちえです。二人は離れた場所に住んでおり、夏休みに陽仁一家が知依の家へ帰省したという設定です。


 そして、物語には大きく影響しないのですが、ナレーションを若い女性の声でお願いします。


 加えて、二言だけ埴輪が喋るシーンがあるのですが、その際は、威厳のある女性の声でお願いします。


 以上で、プロローグを終了し、本編へと突入します。皆様、お楽しみ下さい。


                  続


※本編に出てくる埴輪の情報の参考文献は、紹介文の下部に記載してあります。

 

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