3 文明の循環(サイクル)が分かると、技術と政策の理由が分かる!

図3:文明発展図

https://kakuyomu.jp/users/tairahajime/news/16818093073607780466


技術が進むと社会活動は拡大・省力・複雑・加速化するので、

政策も国際化など広域化と共に、民主化など分権化します。 

また、ある技術水準での利害調整政策を極めると、

その限界を突破する新技術導入政策が必須となります。

(ここでいう利害調整政策というのは実質的に、

経済・社会/人的資源/行政管理政策を合わせたもので、

新技術導入政策は技術的政策であるといえます。

文明活動には重複もあり、通貨などの社会工学的技術が

実は鋳造などの自然科学的技術も基礎としているように、

新技術の導入政策は旧技術の開発・普及政策を基礎とし、

それも含めて技術的政策と呼べるからです。)


『技術が進めば社会が変わり、社会が変わると政策も変わり、

その政策がまた次の技術を生む』というわけです。

そして現在は、情報社会からAI社会への移行期といえます。


農耕は文明を生み、動力機関は世界に広げ、

電算機コンピュータは地球的限界への到達の衝撃を和らげました。

しかしまだ人類は、文明の持続的発展を

見通せてはおらず、次世代の技術が必要です。


この〝文明の循環サイクル〟が分かると、AIを中心に、

新素材・動力エネルギー知能インテリジェントロボット、生物工学、

先進医療・教育、IoTインターネット・オブ・シングスとビッグデータ処理など、

次世代技術の健全導入が求められている理由が分かります。

 

また政策では、国連が企業や市民にも

国際総合政策SDGsエスディージーズへの参画を呼びかけ、

国や自治体がSocietyソサエティー5.0やDX(デジタル改革トランスフォーメーションにより

情報社会完成とAI社会建設を促す理由が分かります。


スマートグリッド、スマート(スーパー)シティ、

データヘルス、EdTechエドテック活用、

マイナンバー、デジタル・ガバメントなど

他の現代政策も、この循環サイクルから説明できます。

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