嘘と異世界

@kanpan000

第1話 プロローグ

『君、大丈夫?』


『×××××』


『そっか、それはよかった。』


『ねえ、君の名前はなんていうの?あ、僕の名前は夜来 真琴(ヤライ・マコト)だよ。』


『×××』


『えぇ、それは名前って言わないよ。うーん、やっぱり数字を文字って…』


『×××××』


『そりゃあ、君のことも大切に思っているからだよ。よかったら、この娘と一緒に君も−ああ、ちょっと待って!』


『✖️✖️✖️』


『…そうだ、早くこの娘を安全なところに連れて行かないと。』




      ※※※




 これからは自由に生きよう、とても大きなことを変えた後、そう心の中で呟いた。

 そして、自分は現実世界で目を開ける。


 「ねえ、こんな状況だし、手を組まない?」

 この言葉が、始まりとなった。

 

 

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