番外 登場人物紹介 ③


●二階家


〇二階 詩織


ヒロインの一人、二階家の一人娘、幼少の頃よりバーチャルな距離で雅と過ごし育つ詩織の部屋全面がスクリーンとなっておりトイレ以外の浴槽、洗面所いたる箇所が雅の住んでた離れとリンクしていた。

それもこれも二階家のIT技術によるもので世界に先駆けドローン技術や小型カメラ、小型マイクなどを試作開発段階で雅の周りに配置した。

二階家はIT、家電、通信の分野において日本のみならず世界シェアの企業体でその一族はメディア露出をしないので世間には伏せられている。

しかし、社交界には顔を出しているので意図的にメディアを避けてるわけでもないようだ。

現に詩織は14才から社交界にデビューしており界隈でも有名な美少女令嬢として引く手数多だ。

明るい赤みがかった長い髪を下ろし、その大きな目は潤いを持ちキラキラと人を引き付ける。

詩織も、彩羽に負けない抜群のスタイルを持ち素顔の彼女は誰もが振り返る美少女となった、一番の特徴はその甘い声だろう、業界の頂点を極めた配信者は伊達じゃない。

多くの男性より言い寄られるが、本人は雅にしか異性としての興味が無く、雅に好かれる事にモチベーションが全振りされている。

幼少の頃の雅の<好き>というワードの事はほぼ全て網羅している(オムライス・明るい子・・・等々)

その為には自身を偽る仮面をつけて生活することも厭わない、地味な恰好も人気配信者も雅に好かれる為の方法の一つとして考えてる。

普段はおっとりした口調だが、その本質は策士で色々な情報戦をしかけ雅争奪戦を優位にすすめようと画策してる。



〇二階 要(名前初出し)


詩織の父親、二階家の総帥にして日本のネット業界の重鎮、本人はメディアにその姿を出すことはない

今現在登場してる人物で一番確信に近い人物、雅を若と呼び婚約者を姫と呼ぶ意味深な発言をしている。

娘を全面的に信頼しており、二階のあらゆる力を詩織に与える。





●三宗家


〇三宗 恵美


ヒロインの一人、三宗家の一人娘、三宗が教育関係の経営をしている影響で自然と勉強が好きだった

ある日、母親からの進めで始めた料理学校で料理の楽しさを知り趣味として上達していく。

小学校から中学に上がるころから、女性特有の個所の成長が早く高校に入る頃には「G」でもキツくなっていた。

本人は亜麻色の髪をショートにしてその垂れ気味の大きな瞳のよこにある黒子が男子、女子問わず庇護欲を掻き立てるのか告白が後を絶たない。

しかし、本人はその目線が自分の胸にむいてる事を感じ、とくに男子に対し嫌悪と恐怖を覚える。

ある日、生徒会の帰りに廊下の角で男子生徒が体操着の自分の写真で胸の個所をアップにして友人達と卑猥な会話を大声でしていたのを見て決定的に男性恐怖症になった。

そんな中で風紀委員として活動していた、五十嵐 凛と仲良くなり彼女の自分には無い強さに憧れを抱く

凜とは親友となり、プライベートでも一緒に遊ぶ日が増えてくなかで、学校帰りに凛と一緒に不良に襲われそうな所を雅に助けてもらい彼に一目惚し初恋をする。

その後、雅が婚約者と知り歓喜するが凛を含む美女3人と他に2人も婚約者がいて、皆がライバルと知り不安になる。

しかし雅への気持ちを諦めきれず、初めて父親に三宗家としての助力を求め母親の後押しもあり確約を得る


〇三宗 玄人(名前初出し)


恵美の父親、教育関係の施設をいくつも運営する東日本を代表する企業、今現在は肩書として東皇小中校大の校長を兼務する。

父と違い教育に近代的な手法を取りえ入れ二階家との協業によるネット塾やネット予備校などを世に送り出す。

しかし元々折り合いの悪い二階家と手を組む事に反対していた父とは度々衝突してるようだ。

しかし恵美に頼まれると矛を収めるあたり、親馬鹿といえなくもない、他の家の親同様ある程度の秘密に通じてるが他家ほど恵美に婚姻を強要してる様子も無いが

恵美の意思で三宗家の力を雅争奪戦に使う事を求められ内心複雑だが妻の介添えもあり快く引き受けた。

余談だが雅と娘の間に出来る孫を想像し、じじ馬鹿を拗らせているとかいないとか。


〇三宗 恵子


恵美の母親、少しの登場だが恵美が雅への想いを遂げる為の助力をした。

雰囲気も顔立ちも恵美とそっくりで背丈も恵美よりも少し小さいが女性の部分は恵美よりも大きい、知らない人に会うと姉妹と言われる。



●五十嵐家


〇五十嵐 凛


ヒロインの一人、五十嵐家の一人娘、五十嵐家は食品関係から飲食店、居酒屋まで幅広く展開する五十嵐フーズの経営を行う。

その長く艶やかな黒髪は日差しにあたるとキラキラ輝く、170センチの高身長でスポーツは全般得意、スレンダーな体つきで女性らしい部分は控えめだが、男女問わず人気の風紀委員だ

しかし一番の特徴は黒と青のオッドアイで前髪で少し隠れているがその妖艶な瞳とやや釣り気味の目つきに隠れファンが多く陰で「凜様」と呼ばれ崇拝されている。

そんな凛の家では毎日の様に交代で料理人が腕を振う、父の舌を満足させると新メニューとして世に出される。

新メニューにはシェフとしての名前も添えられるので、料理担当達は日々研鑽を惜しまない。

そんなある日当時の担当料理人に無理をいって父にふるまう料理でオムライスを作り食べてもらったが、その事で料理人が父に呼ばれオムライスについて聞かれているのを怒られていると勘違いして、恐怖で自分で名乗り出れず、ずっと自責の日々を過ごす。

そんな気持ちの為、父とも意思疎通出来ないまま成長しある日突然自分い婚約者がいる事、その婚約者には自分以外にも複数婚約者がいる事を告げられ愕然とするが恐怖から何も言なかった

そんな凜に自分の気持ちに正直にと、いつも守る相手の恵美から励まされ、バレンタインのチョコの甘さと一緒に不安が解けた気がした

春休みの委員会の帰りに不良に絡まれ、恵美を守るつもりが自分も恐怖で震えている所を雅に救われる。

彼の強さ優しさに心を奪われ、彼に初恋をする。

雅が自分の婚約者だと知ると、彼と本気で向き合う為に過去を清算しようと父と対面する、父との誤解が解け再び家族をとりもどした凜は母に師事し料理修行を再開、雅を堕とす覚悟を決める



〇五十嵐 洋一(名前初出し)


凛の父親、五十嵐フーズの社長、あまり感情を表に出さないが事、食材や料理に関しては妥協を許さない。

幼少の頃より一流の食事とその作り方を熟知しており、自身も一流の料理人としてかつては腕を振るっていた。

そんな料理人時代に、欧州の系列店より見習にきていた現妻と出会い、猛アタックの末結婚したという

凜が幼い頃に自分に作ってくれたオムライスを内心では喜んでおり、凜を褒めたくて料理担当を呼びだし凜に名乗りでてもらうつもりだったが

日頃の自分の寡黙な態度を怒っていると勘違いされ、逆に娘との距離を開けてしまった。

しかし、許嫁の一堂 雅との出会いを経て成長した娘を嬉しく思う反面寂しくも感じたが、娘が再び料理に向き合う決心をしたことは素直に喜び妻を専属の先生に付け娘の希望に応える。



〇五十嵐 エレン(名前初出し)


凛の母親、若い頃料理人だった洋一に猛アタックの末結婚したフランス出身の女性、フランス人だが日本語は堪能欧州人としては細身の体つきで凜のスタイルは完全に遺伝と思われる。

企業の社長として日々経営に追われる旦那の代わりに各店舗の視察や指導を受け持つ

この度、凛の料理教育係りとして指導員の後任への引継ぎが終わり数週間ぶりに家に帰宅したところで凜の表情から恋する乙女の香りを感じ、興味深々で話を聞いていた。

凜が父親の血を濃く受け継ぎ、恋愛に強気な姿勢をみせた事に嬉しさを爆発させていた。

その日の夜は、雅の事を凜に根掘り葉掘り問いただしたのは言うまでもない。


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