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弱者として周囲に溶け込んでいく。信頼関係を築いた上で合理的配慮の下で迷惑にならない程度のワガママを主張することが障害者を生きやすくする道の一つです。

──『被害者は強者。何の関係にも属さずただ生きている人が一番損をする』──

☆☆☆


 2024年4月15日(月)。21時11分。障害年金支給日。


 こんにちは。井上和音です。


 「こんにちは。年賀いやがらせです。


 はい。障害年金の支給日で、いつも通りに手取りをツイッターというかXに投稿しましたけれども、遂に誰からもいいねが来なくなりましたね。一つは嫉妬などもあるのかもしれませんが、もう一つには『もうすぐ30になる人間の手取りが23万強って普通ですよ。特別でもなんでもないですよ』ってことの裏返しでしょうか。


 ツイッターを見てみましょうか。


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 『4月の手取り

 給与:95,194円

 障害基礎年金2級:132,500円

 年金生活者支援給付金:10,280円

 計:237,974円』


 『【偉人の年収How much?メモ】

 黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソン。初めはシャワーを浴びるのすら最後になるほど、チームの中でも迫害・差別を受けていた。しかし、じっと耐えていくうちに、徐々に本領を発揮していく。試合でもわざと危険球を投げられても、挑発に乗らない精神を貫き続けた。結果として、チームの中でも、あまりに酷い他チームからの差別的行為に、ドジャース全体でジャッキーを守ろうとする姿勢が生まれてくる。圧倒的な被害者になりながらも、決して反発しない心は、結果として仲間を増やしていく。ある意味では被害者は本物の強者という言葉で言い表せるが、それを具現化した偉人がジャッキー・ロビンソンであり、今の大谷翔平が差別されないメジャーリーグ、もしくはアメリカ社会を作り上げた偉大なる人物の一人となった。』


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 はい。会話の中でツイッターを引用したのは初めての試みかもしれませんが。偶数月の20万越えの給料。井上さん本人からしたら『ありがてえ。ありがてえ。これ以上に何もいらねえ』って思ってますが、まあ、嘘でしょうね。NISAの口座を作ろうとしている辺り、嘘なのがバレています。


 まあ、多分、別にいいよってのがフォロワーさんの意見でしょうけれども。


 ところで統合失調症。はい。統合失調症です。NHKのニュースとかで『中国との関係がどうなるかが焦点です』とか言われると『中国語とかしてないで好きな事したほうが経済的にも優しいし、好きな本とか漫画とか買っていいんじゃないの』みたいに聞こえてくるらしいですね。


 今日、TOEICの結果が郵送で送られてきましたが、リーディングは150点でしたが、なんと井上さんの下には8%の人間しかいませんでした。92%の人間に負けてしまったということなのですが、そろそろ分かってきた頃ではないのでしょうか。井上さんは頭が悪いのです。中国語を勉強してHSK3級にリベンジしたところで受かるかどうかかなり怪しいのです。勉強するのはいいとして、受かるかどうかが怪しいのです。昨年の11月とか12月とか、普通にクレジットカードの引落しが10万円を超えてしまっていますが、あれ、資格試験代とかであんな逼迫した状態になっているのでしょう。資格を受けるのやめたらどうですか。


 肩書は高卒なので、資格を取ったところで特にみんなから祝福されるとか無いんじゃないのでしょうか。それに休日は勉強しないでごろ寝をしているし。その暇があったら漫画を読んだり読書をしたりしたほうがいいです。読書と言っても井上流読書術の、『読むのではなく、読み取る』をやればいいのではないのでしょうか。あの贅沢な読書術。


 なんか中国語の歴史書とか半額ポイントセール中だから買ってしまっていますが、買っていいんですよ。数学ガールシリーズも買っていいし、BLEACHだって買っていい。NISA口座が出来ないのが不穏な感じがしますが、NISAのインデックス投資で取り戻しましょう。休日寝てる時間のほうがもったいないです。


 生きている時間は意外と短いですよ。KindleFIREMAXを持っているのならば、読書をしないと。BLEACHの半額ポイントセールが無くなったと分かったので、もう買っていいと思いますよ。節約する意味が無いっすよ」


 どうしようか。ここで買ったら半年後とかに「何で貯蓄が500万円にいかないか教えましょうか。読まないのにKindleにお金を掛け過ぎなんですよ」とか言われて、また諭されることの連発のような気がして、多分買わないのかなと思う。


 ツイッターをここでまた見てみると。


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「カード売って15000円になったり、障害年金とかで金が何もしなくても入ってくると、その日の仕事はとてもキツくなります」


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 これ本音。言っては何だが無職でもいい。よくない。まだよくない。あと20年くらいは働いていないと、多分、寿命が短くなる。壊れる。閉鎖病棟で一生を過ごすことになる。


 私は頭がよくない。


 だからといってぜろになるのは諦めたくない。零に成るにはお金が必要だ。NISAをするしかない。最近統合失調症が治まっているのはなんでだろうと考えたら、自由の幅が増えたかららしかった。年賀らせさんの会話文の中にジャッキー・ロビンソンの話を延々とさせていたのは、弱者として職場に入った当初はきつくてきつくてきつかった。何年経ってもきつかったが、勇気を出してあれやこれや、例えば休憩を取っていいかとか、最近では耳栓をしていいかとか聞いていった結果、職場で許される自由度か増えていった。おかげで疲れも減って、保健室みたいなところで寝に行ったりする必要性がなくなった。疲労感もあることにはあるが、以前のように限界まで疲労感があるわけでもないので、幻聴なんかもだいぶ治まっている。人が天声人語のように聞こえるのも、そもそもの声を遮断して耳栓をしておけば、天声人語は何も起こらない。それでいて、今のところは仕事に支障はない。


 良かったじゃないか。


 これが私の合理的配慮の生き方なのかなと思いながら、仕事に打ち込んでいる。


 ジャッキー・ロビンソンと比べては何だが、周囲との信頼関係を築けば、自分の自由度──悪い言葉で言えば我儘わがまま──も通るようになる。冒頭言で書いたのは、自分は弱くて、被害者で、障害者だと自覚すれば、周囲に迷惑にならない限りにおいて、工夫して生きやすくすることは良いことだと自分に言い聞かせるために書いた。


 この文章を読んで、全ての生きにくい人が、生きやすくなるための小さな工夫に気が付いてくれて、それを実行できる勇気を与えることが出来たとしたら、それ以上の幸せはない。

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