『でもね、「職業に貴賤は問わない」って言うやつの大半は、賃金的に恵まれていたり、拘束時間が短かったりする、いわゆる「勝ち組」って言われる奴らなんだよ』

──『でもね、「職業に貴賤は問わない」って言うやつの大半は、賃金的に恵まれていたり、拘束時間が短かったりする、いわゆる「勝ち組」って言われる奴らなんだよ』──

☆☆☆


 2024年4月5日(金)。21時29分。


 何を言っても炎上しないし、誹謗中傷にもならないし、そもそも誰も注目もしていないのかなと思ってきました。


 こんにちは。井上和音です。


 少しだけツイッターでルールを破って、ONE-PIECEのウタが「何度繰り返せばいいの」という文字と共に、目を曇らせている画像をYouTubeから拝借して使ってしまいました。使ったというかつぶやいてしまいました。


 「何度繰り返せばいいの」というのはI'm a mess.で使われる単語ですね。なぜかぴったりウタさんと。


 「そんなことを書きに来たのですか。職業差別の話を書きたいのでは。さっさと書いて寝てください。もう井上さんには誰も構ってくれませんから。コメントもありませんから。一人で壁に向かって延々と話していてください」


 精神がおかしい。語彙力も無くなってきている。話したいことも特に無い。そしたら幻聴で「やめろよ」とか聞こえてくる。


 ルールを少し破ったせいで、考えることが復活してしまった。要するに「私の仕事は意味無くないですか」と冷静になって思い付いてしまって、仕事というか労働がきつくなってしまいました。


 ツイッターでも見てみますか。


☆☆☆


 「「日当9000円の派遣の仕事に安すぎて驚いた」という日記を見たけれど、私は日当5000円なので、多分東京の普通の人たちからしたら働く意味がないと考えるれてもおかしくない」


 「熊本のハローワークにある障害者雇用で月15万円超えているのがアクセンチュア、時給1000円超えてるのがユニクロだけ」


 「女性1人の収入では生きていけないから仕方なく結婚するのが田舎の現実

障害者の場合は親元から離れることができないのが田舎の現実」


 「職業に貴賎は問わないとか言い出したヤツ誰なんだろうか。

 九州だけで放送されるTheLIFEでは、運送業を営む人たちがきつい仕事を低賃金でやっていた。サービスも大量にある。

 彼らはAmazonの下請けの下請けと契約を結んでいる、ピラミッドの下(構造的な意味での)にいる。

 職業に貴賎は問わないとか言ってるから、きつい仕事に悲鳴を上げている人を救うような政策も出てこない。

 Amazonがプライム会員の値段を上げても、下請けの下請けの現場の契約賃金は何一つ変わらない。


 職業に貴賎は問わないと言い出したのは、中受けで利益を貪る勝ち組たちが自分たちを守るために言い出したのではないのだろうか。


 職業に貴賎はある。差別がある。職業差別だと言って、職業の労働格差を問題にしないことこそが、職業差別そのものだと思う。非常に姑息で嫌な考え方だと思う。」


☆☆☆


 ツイッターって面白いことを書くところだから真面目なかつ馬鹿だとバレるようなことを書くなよと言いたくなりますね。


 職業に貴賤ってあるよね。職業差別とか言う人たちは職業差別を受けていないから職業差別と言えるのであって、実際に職業差別を体験している人にしてみたら「職業差別? あるよ」って普通に言いたくなりますよね。私子供部屋おじさんから一生抜けられない気がしていて、結婚はおろか交際に発展するような異性との出会いもありませんし。日当5000円だから当たり前か。日当5000円の30近い男なんて誰が付き合いたいと思いますかね。非正規労働者には交際するのも高級品だし、そもそもの眼中にないかと思われます。


 年金はあるんだけどね。ごめん。年金で政府からお金を貰っているとか外面だけじゃ全く分からんから、外面だけでは非正規で働く短時間労働者の弱っちい弱者男性なんですよ。職業差別の負け組。


 「しかし井上さんは10時過ぎに出勤……あれ? 拘束時間短くないですか? 拘束時間だけ見ればこれは勝ち組?」


 日当5000円は負け組だと思うよ。日当5000円でも家に着いたら疲れ切って、一点を見つめてぼーっとしてしまう辺りがもう負け組。日当5000円で疲労を使い果たして、「これだけきつくて5000円か。なんだろうなこれ。ウタさんの『何度繰り返せばいいの』ではないけれど、これって出口もないし。辞めたらもっときつい就労移行支援事業所とかなってしまうし。逃げ道も無ければ成功もない。ゴールもない。死ぬしかないんじゃないの」とか思ってしまいました。


 生きることは基本的にきつい。統合失調症でなければもっときつかったかもしれない。コンサータを飲んでいなければ恐らく生きていない。


 きつい。


 出口なし。こんな社会がきついと知っていたら生まれてくることはなかったのに。底辺同士の金の奪い合い。永遠に続く金の奪い合い。離脱したいのに許されない逃げ道。私は布団の中でゆっくりとして、資格試験とかアニメとか単語を覚えたりとか。図鑑を買って読んだりとか、それだけを延々としておけばもう満足なのだけれど。


 このインターネットが張り巡らされた毎日。


 どこにも行く予定も無いから、それでいいんだけど。


 本当にそれで満足なはずなんだけど。


 そういう人生を選び取りたかったのだけど。


 なんでこんなにきついの。


 金曜ロードショーが観れない生活になってからどれくらいだ。


 毎日ブログみたいな文章を打っているのが間違いなの。


 読まれてもいないし、お金にもなっていない。


 あきらむ。諦める。


 最後にツイッターから一言。


☆☆☆


 「死にたいって言ったらフォロワーが減るから死にたいと言わないようにしている」


☆☆☆


 無駄に「分かる」とか共感されるのも嫌だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る