統合失調症患者がTOEICを受けるとどうなるか。~幻聴が残り時間でやるべきことを教えてくれます~

──『狂う狂う廻って』──

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 タイトルから書いています。

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 2024年3月17日(日)。20時14分。


 タイトルから書いているので結論から書いていきましょう。釣り記事三平と思われたら嫌ですし。


 こんにちは。井上和音です。


 TOEICを受けてきました。統合失調症になってから初TOEIC。


 結論ですね。TOEICがまず200問問いがあるのです。時間は忘れましたが、タイトな時間スケジュールを組まれています。


 残り20問。180問目に差し掛かったときに、ふと後ろから「急げ!」と声が。


 知ってる知ってる。幻聴だもんね。振り返ったら終わりだけど、振り返っている余裕すらないほどタイトなスケジュールの中で問題を解いています。


 今まで通り、すらーっとE-mail文を読もうと思ったら「急げ!」と声が。


 腕時計を見てみると、残り20分。一問当たり1分で解くのは流石に無理よ。


 というわけで、もう本文、E-mail文は読まずに、問題文から読み始めました。問題用紙に記述してはいけないので、問題文を読んで、その中で当たりを付けてE-mail文から根拠を探す解答方法に切り替えました。「急げ!」って言われなかったら何となく諦めてそうな気はしていました。でも他人の声で「急げ!」って言われたら、やるしかないかあと思いながら、最後の手段、根拠を本文から探す。半分以上はもう直勘。とにかく最後はマークシートを塗ることに専念しました。


 全部塗り終わり、終わりました。試験中に幻聴が聞こえてくる辺り、7000円の受講料は安くはないから全力を尽くせと、死力を尽くせと言われていたのかもしれません。


 TOEIC中に幻聴が励ましてくれた話は終わりなので、残りは統合失調症というか、疲れた話をしようかなと思います。


 場所は言いませんが、ある場所でTOEICを受けました。熊本市電の駅のすぐ側だったので非常に幸運でした。それともETSさんが遠出の人は公共交通機関が使いやすいところに試験会場をセッティングしてくれたのか。


 もう場所はばれそうな気がしますが、TOEICが終わって帰ろうとしていたところ、ちょうど熊本市電が到着しました。一度逃すと30分くらい空いてしまうので、急いで電車に飛び乗りました。狭い道で車も来ていなくてよかった。危ないね。


 くたくたになりながら、JR九州鹿児島本線に着くと、今度は熊本駅までの電車があと2分で到着。JR九州も一本逃すと30分くらい来ないので、ダッシュでホームまで駆け寄っていきました。


 くたくた。


 熊本駅で天外天のラーメンを食べた後は、アミュプラザで遊ぼうかなと思っていたりしましたが、くたくただったので遊ぶ気力も湧きませんでした。いつもならばメトロ書店にでも寄って、今流行りの本は何かなとか探す大学生の頃の日課をやるのかなと思いましたが、それすらもしませんでした。


 疲れたというか、depression。鬱とも違う。depressionという感じ。心がへこんで脳が機能停止して楽しいこととかどうでもよくなってくる感覚ですかね。脳の機能停止ですね。


 そもそものTOEICという試験は英語の力を計る試験というよりかは、情報処理能力がいかほどあるかを計る試験のように感じました。最初のリスニングの第一問を聞いた途端に「その日、人類は思い出した」という感じになりましたね。何を言っているか分からないぼやぼやした英文だけど、可能性が高い選択肢に目星をつけながら、高速で英文を脳内で翻訳していかなければいけない。ぼやぼやした英文を聞きながら、選択肢の英文も同時に脳内で翻訳していく。脳って一個しかないんだから。平行作業で二つのことを同時にやっていたらそりゃ頭はdepressionになってしまいますわ。最近のパソコンみたいにCoreが7個とか9個とかあるわけじゃないんですよ。人間のCPUは一個しかないわけでして。外から取り付けてメモリの空き容量を増やすとかそんなことも出来ないわけでして。


 要は、TOEICって最初の脳の処理能力がどれだけ早いかで、その人の最高のSCOREは決まってしまいそうですね。努力でどうにかなるレベルではありませんね。情報処理能力テストですよ。なかなかにdepressionになるよ。


 ただ、まあ。選択肢を塗りつぶしていくだけなので、数学とかよりかは。いや、でも伸びしろとかが無い感じは苦しいですね。それでもどうせこれからの人生は暇が積み重なりそうなので、わざわざ7000円払ってまた、このdepressionな試験を自ら受けに行くことになりそうです。簿記よりもまだ可能性は高いですね。ITパスポート試験よりも可能性は高いですね。ITパスポート試験は範囲が広すぎるので諦めて、IT系はProgateのコピペをただやっていきましょう。多分それってほとんど情報処理能力は使うことが無くて頭はどんどん悪くなっていきそうな気がします。やって意味あるのかなとか感じること間違いなしですね。


 でも暇だからやるんだ。でも次は6月のHSK3級を狙うから、それまでは中国語にでも染まりましょうか。次は受かってくれ。英語はやるとすればキクタンTOEICSCORE990ですが。しかしながらキクタンTOEICがTOEICの得点に密着しているかと言われたらそうでもない。必要条件ではあるけれど十分条件ではない。では何をしたら十分条件になるのと問われたら、あのぼやぼやとした英文を攻略する何かが必要なのかなと思いました。だから単語集とかはキクタンTOEIC以外は必要無いよ。あのぼやぼやとした英文は攻略不可なのでは。最近のTOEICってまさかで長文が何一つ出なかったことに驚きました。センター試験の第6問ですね。一問8点とか馬鹿みたいに配点が高いパート。2024年のTOEICはE-mail文ばかりでした。あとチャットとか。TOEICも時代はSNSなんですね。ペーパレス化していて時代を感じました。


 以上、ほぼほぼTOEIC初受験統合失調症体験記でした。SCORE600点行っていたらいいな。

 

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