第6話 退廃的な
寂れた風車がカラカラと回る。
どこからか、オルゴールの音が響いている。
どことない哀愁と、不確かなセンチメンタルを抱えたまま、差し込む西日が私たちを覆った。
近づいて、離れて、それからまた繋がって。
いつもと変わらぬ古びた小間物屋の隅で私は。
今日もまた、退廃的な恋をする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます