サイキックパワー!

星尾月夜

第1話 サイキックパワーワールド

僕は中森洸哉。僕はクラスメイトからいじめを受けていて、死にたくなるような苦痛を味わった。それだけでは終わらない。お札が抜き取られたり、僕を犯罪するように仕向けたり。僕は、とうとう自殺しようとして、海に身を投げた。

それから5年後。次に目を開けた時、そこは異世界だった。僕は転生していたのだ。前世の名前は中森洸哉………だったような気がするけど、今の名前はサイキ・ク・シックだ。外国人の名前みたいだけど、日本語は分かる。ここは異世界といっても日本語で話すところ。ここは………「超能力者が集まる世界」。ってことは、今の僕にも超能力は使えるってことなんだ。この世界の名前は、サイキックパワーワールド。超能力ワールドって感じ。サイキックパワーワールドの人たちは、1人1つ超能力を持っている。それを仲間と上手に使いこなせたら、もっとすごい超能力がもらえるんだ。このサイキックパワーワールドの支配者、レオ・ン・カリスが、この超能力も支配している。でも、怒らせたら超能力で罰を受けるし、自分の持っている超能力のレベルも1レベル下げられる。レベル1で怒らせたら超能力は消えて、この世界から追い出されるらしい。そうしたら普通の世界で暮らさなければならないんだって。普通の世界へ行くことができる。だから、僕をいじめた奴らを懲らしめてやるんだ。ちなみに僕の超能力は透明になれる力。僕のサイキックパワーワールドでできた新しい友達のアサカ・モ・リオウは瞬間移動の力を持っている。だから、2人で一緒に懲らしめてやろうと約束した。このサイキックパワーワールドで、女の人を見つけるのはそう簡単ではない。サイキックパワーワールドでの人口は10000万人以上だけど、女の人は200人くらいだから、女の人はあまりいないのだ。サイキックパワーワールドの人たちは、老いたりして死ぬことはないけれど、戦って死ぬことも少なくはない。でもレオ・ン・カリス(支配者)は、老いても死なず、戦っても死なない特殊な体。まあ、自殺したら死ぬとは思うけど。ある日、僕とアサカ(アサカ・モ・リオウのあだ名)は、レオ様(レオ・ン・カリス)に、私の部屋に来いと呼ばれた。そして、アサカと一緒に部屋に行くと、ある女の人と、男の人、また男の人がそこで立って待っていた。

「この子がサイキ・ク・シックで、この子がアサカ・モ・リオウだ。これから長い付き合いになると思うから、仲良くしていってくれ」

そう女の人と男の人2人に紹介して、そう言い残して去っていった。

「………こんにちは」

「こんにちは…」

僕とアサカは交互に言った。これから何が始まるんだ?

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