第10話

sideカナ

私の名前は羽栗奏、カナという名前で配信をしている。5年前から配信を始めて、少しずつ登録者数を増やしていたら、3年前のユニークモンスターの件でバズってしまい、一気に登録者が増えて、今は200万人もいる。

「みんなー、今日はこないだの続きで原宿ダンジョンの241から250階層を潜っていくよー!」


・きたー

・始まったー

・今日もカナちゃんの声が聞ける

・↑お前はアーカイブでも見続けとけ

「ケンカしてないで、いくよー」

しばらく進むと、ミノスが現れた。それは、大きめの牛型のモンスターで、突進しかしてこないモンスターだ。

「ミノスだねー、まあ、チャチャっと片付けますかー」


・はえー

・さりげないけどミノスってかなり強い部類のはずじゃ

・カナちゃんは化け物だからなぁ

「ちょっと!バカにしないでよね!」

・かわいーー

・これが常人ならとっくにダンジョン全て制圧されてる。

「まったくもー」


・むくれる美少女からしか取れない栄養素がある。

・成長スピードが半端ないのよ



そこから250階層まで、ほとんどモンスターに会敵せずに到達することができた。

「よーし。ボス部屋だ。緊張するね。」


・取れ高なかったからここでなんか出て欲しい

・変な違和感がする。


扉を開けると、そこは銀世界だった。

「すごーい!一面雪だー」


・これまでのボス部屋って狭くなかったか?

・いったい何が起きてるんだ?

「ボスは見当たらないなー、みんなは、見つけたら教えてねー」

・はーい

・はーい

・ん?奥からなんか来てね?

「奥?何も… いや、なんか砂埃が待ってるように見える。」

ボス部屋の奥の方から、大量の砂埃が見える。

「グオオオオ!!」

「え?ドラゴン?ミノタウロス?何でこんなところに、こんな大量に?」


・これが普通とか言ってたら、頭おかしい

・少なくとも100はいるぞ、

「にげろーー!」


・やばいやばいこっち来てる

・このまま上がってきたりしないよな?

・このドラゴン見たことある

・3年前ホワイトフラグを潰した奴じゃね?

「原宿ダンジョンに潜ってる人は逃げてー」


・トレンドから来た。やばすぎね?

・はえーな

「とりあえず緊急転移陣で外に出るから、また今度ー」


転移した後、何かが足りない。

「あれ?あ!ドローン!最悪、ドローン無くしちゃった!





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