第33話 おいおい、本気か



「傘下に??どういうこと??」

ジークは疑問が多い顔をしていた。


「急で悪いな、まず俺らは

首狩りの影シャドーハウントだ。」


首狩りの影シャドーハウント

俗にいう違法組合だ

暗殺組合ともよばれているこの組合は

非合法な手段でありとあらゆる仕事を請け負う

首狩りの影シャドーハウント

エルゼア帝国のブラックワーカーだ。

衝突により解体されたと思っていたが

いまだに残っていたのは驚きだった。


「その、非合法ワーカーが

何で急に僕の傘下になるって

話になってるの?」

疑問はもっともだ


「助けられた時からジーク様に

ついていこうと思ってたんだけどな。

ごたごたで少し厳しくてね。

命を助けられた恩もある。

首狩りの影シャドーハウントどうだろうか?」


「僕としては何が何やらだよ。

あの時の傷はやっぱり

あいつらの派閥にやられていたんだね

話す暇がなくて聞きそびれちゃったよ。」

ジークはさらに言葉を続ける。


「傘下の話、本当なら

ブラックからは足を洗ってもらうよ?

もし傘下になったら、偵察から

情報収集など手足となってもらうけどいい??

危険なこともあると思うけど。

後は、情報がほしい。

それをクリア出来たら傘下でどうかな?」


「試験か。流石はあの人の息子だ

これで成人前か。面白い

いいだろう。何が知りたい?」


それからジークとイザークは

契約を交わす。

帝国のダンジョン+アーティファクトの情報

現在の帝国の情勢

各貴族の情報

この三つを

傘下への条件とした。


「大体の情報が揃ったら

手紙を出す。その後の判断は

ジーク様に任せる。」


そう言いながらイザークは

片手をあげると

酒場にいた全員は

瞬時にイザークの周りに移動し

ジークに向かい片膝をついていた。


「ジーク様、最大の成果を

献上いたします。しばし、お待ちを。

お前ら!!仕事の時間だ」

イザークは上げた手を

腰まで一気に下げると

全員の姿が消え

酒場からいなくなったのだと

理解できた。


「え?ここは?あけっぱでいいの??」

ジークの独り言は酒場に響くのみ。



一人残されたジークは

酒場から出る


扉などには

鍵穴がついていたため


一応気を使い土魔法で作った

鍵で扉の鍵を閉めた。

とりあえずは安心だろう。


首狩りの影シャドーハウント

ゲームでは全く出てこない組織だ

カナンの仕事を手伝っていた期間に

ディアブロとは違う違法組合と

抗争をしていたから

名前を知っていた位だ


今後傘下になるとしたら

商売なども始めなければならない。


ブラックから抜けさせたら

収入源はなくなるだろう。

無給で働かせるわけにもいかないし。

考えることが山積みだった。


「やばい、本当に大変になってきた。」

これまでもジークの考えから

外れた出来事が多く

そのたびに修正していたが

既に手に負えなくなりそうだった。


「ダンジョン都市なら

新しい商売を始めれるかな?

ルミエラさんに相談したいな。」


長いこと道具屋をやっていそうだったし

既存の商売をつぶしては意味がない。

ジークは考えながら元来た道を

帰っていたつもりだった。

しばらく歩いていると

思考優先だったためか

知らない道に迷い込んでしまった。



「おや?ジークじゃないか。

こんなところでどうしたんだ??」

久しぶりに聞いた声に振り向くと


果物などが入った袋を持った

ルミエラがいた


「あ!ルミエラさん!!

会いたいと思ってたんですよ!!」

急にジークが近づいたため

ビクッとしたルミエラだが

優しい笑みを浮かべ


「何か困りごとか??

話があるなら店で話を聞こう。」

そう言いながら手を目線の高さまで上げると。

ウィスが出したような異空間のゲートが開いた。


「さぁ、こっちだ。」

ルミエラはジークに向かってそう言うと

ゲートの中へ入った。


「これって、ウィスと同じことしてる??」

言葉に出たジークにウィスが

そんなとこ!!といった感じで

教えてくれた。


「あの時、よく道具屋に入れたな、、、。」

レヴィが私のおかげ!!

と言っていたがルミエラを待たせては

申し訳ないので即座にゲートへと

足を進めるのだった。


久々のルミエラ+アーティファクトちゃんズでした。

ウィスは人懐っこい子

レヴィは少し生意気な子

そんな感じがしますよね!!

分かってくれますよね?!

ね?!ね?!

そうだと言ってください!!泣


着々と小説フォローが

増えてきております。

嬉しいです♪ありがとうございます!

見てくださる人が増えるということは

筆者の力量も伴って上げねばならないと

痛感しております。

プレッシャーにならない程度に

皆様に楽しんでもらえるよう頑張ります。

















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