第55話 決死戦

おそらく相手の食糧も水も切れてきたころ。


一気に城門が開いて城に籠っていた高師冬率いる兵たちが上杉・辻堂連合軍に襲いかかった。


しかし戦術を隅から隅まで理解している上杉と、破壊力は超強烈と言われる辻堂軍がタッグを組むと並の将ではその戦略は効かない。


しかし高師冬はかなりの天才で、俺たちの兵を各個撃破していっている。


しかしもともとが寡兵だったこともあり作戦は完璧とはいかず、また変わらずに味方の増援を待つことにした。


そしてその3日後、野戦でも勝てずに戦意を失ったためか、ずっと包囲し続けていた城がついに降伏し、入城した兵たちが高師冬を含んだ幹部たちを捕らえた。


俺たち上層部は高師冬を尋問し、有益な情報を得た。


高師冬の身柄は鎌倉に送った。今、処分する時間も余裕もないので鎌倉で牢に入れておいて、戦が終わってから処分を決めるということで一致した。


幹部たちの一族も捕らえられていたが、こちらは基本的に解放した。無駄に女や子供を殺しても意味なんてないからね。


さて、京都へ向かうか。

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