第46話 官位?

直義様と他愛もない話をしていると、気づけば夜。


「そういやだが、和音は官位に興味はあるか?」


と直義様が聞いてきた。


「もちろん男たるものありますが、急にどうしましたか?」


「実は北朝の帝が、貴殿に官位を差し上げたいとのことだ。なんでも北畠の脅威を払い、討ち取ったことをとても感謝しているとのことだ。」


「帝が...嬉しいですが、ちょっと重いような気がします... ちなみに官位はどれくらいのやつになりそうですか?」


低めのやつかなと思っていたら、案外違ったらしい。


「今のところ、最大で参議の可能性が高いそうだ。」


「ふぁ...参議!?」

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