蛮族を駆逐せよ 後半
第11話 蛮族を駆逐せよ 後編
GM:それではルールブック1のサンプルシナリオ「蛮族を駆逐せよ」の後半をやっていきたいとおもいます。宜しくお願いいたします。
一同:お願いしまーす。
GM:セッション前に技能あげた人申告してください。
ライデン:エンハンサーを2レベルにして、パワーはキャッツアイを取りました。
プロスティ:俺もエンハンサー2レベルで、マッスルベアー取った。
ルーナ:私はコンジャラーを1レベル新たに。
アルテ:フェンサー3レベルにしましたー!
GM:あ、冒険者レベルが3になると新たに戦闘特技が覚えられるよ。
アルテ:必殺攻撃を覚えます。
※必殺攻撃=ダメージ決定ダイスの出目が+1、ペナルティーで回避ー2。
GM:鉄板だね。
アルテ:お姉ちゃんがお勧めしてました。
メリナ:私はファイターを2レベルにしました。
GM:うし、これで全員成長終えたね。では前回の続きですが、蛮族の本隊は何処か別拠点を攻め込んでいる模様。君達はその拠点の発見と蛮族本隊を退治する依頼を受けた。
ライデン:気持ち的にはすぐにでも探しに行きたいけど、さすがにもう夜だし、無理だな。
GM:種族特徴でナイトビジョンとかないと流石に無理だね。
プロスティ:取りあえず寝てMPと飛行能力リセットしたい。
※リルドラケンは1日1分間飛行でき、寝ると制限をリセットできる。
GM:取りあえず村長は宿を用意してくれるよ。
あと500ガメルまでなら村からアイテムの提供すると言ってくれるよ。
ライデン:いたせりつくせりだな。
一同は何を貰うか話し合い、ヒーリングポーション(HP回復)を2個、魔香草(MP回復)を3つ貰う。
GM:村長の娘が備蓄倉庫からアイテムを持ってくるんだけど、その時「アルについてお話があります」と言ってくる。
アルテ:私?
メリナ:多分行方不明の少年の方。
アルテ:あ、似た名前だったね。
GM:すまんな、改編しとくんだったわ。ともかく、村長の娘が言うには
1:一週間前に薬草摘みしてたら空にオーロラが現れた。
2:アルはオーロラは森の中にある城塞跡近くを照らしたと言って様子を見に行った。
3:帰ってきたら城塞跡に奈落の魔域ができていて、村の大人達に警告したけど信じて貰えなかった。
4:アルは単独で討伐に向かい「勝てなくても、俺が行方不明になれば村の大人は冒険者を呼ぶはず」と言って単独城塞跡にむかった。
以上の事を教えてくれるね。
プロスティ:アル君行動力ありすぎ。
ルーナ:冒険者にスカウトしたい。
アルテ:絶対助けなきゃ!
メリナ:その話を聞いてイーヴにアルの無事を祈ります。
ライデン:マスター、村人はその城塞跡について何か知ってますか?
GM:狩人が知ってるね。倉庫の遺跡から更に北に行くとあるけど、もう風化による崩壊で基礎部分ぐらいしか残ってないとか。地図に場所を書いてくれるよ。
ルーナ:取りあえず今日は休んで、明日出発しましょう。
翌日冒険者達は城塞跡に向かう。
GM:城塞跡は森の中の広間のような場所にあった。
かつては切り開かれて整えられた場所だったかもしれないが、今では森に飲まれ、壁も柱も朽ちて瓦礫となって苔や蔓に侵食されている。
そんな城塞跡のど真ん中にまるで空間に穴が空いたように、黒い球体状のドームが存在していた。これが奈落の魔域だ。
メリナ:「盾の神イーヴの名にかけて駆逐せん!」と言ってメイスを向けます。
ライデン:マスター、アルの姿か蛮族の姿はありますか?
GM:足跡追跡判定してみようか。
レンジャー、スカウト技能を持つライデン、プロスティ、アルテが判定する。
ここでライデンは自動失敗してしまう。
GM:無数の蛮族の足跡と人間の子供の足跡が奈落の魔域の中に向かっているね。出てきた足跡はない。
メリナ:「イーヴよ、我らに加護を!」と言って奈落の魔域に突撃します。
アルテ:「あー! 僕が一番にいくー!」と言ってメリナを追い抜いて突撃します。
ライデン:まわし姿になって突入します。
プロスティ:同じく突撃。
ルーナ:「あんた達、少しは警戒しなさいよ!」とあきれた顔で追いかけます。
GM:ほい、君達が黒いドームに突入すると平衡感覚が揺らいで視界が歪みます。
気がつくと君達は手入れのされた庭園の中にいて、遠くの小振りな丘の上には城塞があり、城塞右手前には木の柵で作られた陣地があって、戦闘が起きてるのか金属の打ち合う音や雄叫びが聞こえる。
アルテ:「うえー、目が回るぅー」とふらふらしてます。
メリナ:「皆のもの、彼方より戦の音じゃ」と言って陣地をメイスで差します。
GM:君達がメリナがメイスで指した方向を見ようとすると、城塞の門が開いて蛮族の小隊が陣地に向かおうとしているのがわかるね。
プロスティ:合流される前に叩くか?
ルーナ:マスター、小隊の人数は?
GM:数は六体、この距離だと種別まではわからないね。君達がなにもしなければ小隊は陣地の部隊と合流すると思われる。
ライデン:叩くか。
プロスティ:だな。
GM:ここら辺は姿を隠せる場所はないから奇襲はできない。普通に先制判定して貰おうか。
アルテ:はーい、達成値16!
GM:達成値でかいな。取りあえず君達が先制をとった。敵の構成はボルグが1、見たことない翼の生えたトカゲとダガーフッドが2の合計5体だ。
ルーナ:トカゲに魔物判定、にゃー! 出目が低くて達成値10です。
GM:弱点は見抜けてないが、名前はわかる。フーグルだ。ではそちらから行動どうぞ。
ルーナ:ちょうど5体ならスパークの範囲にはいるのでスパーク! 達成値は14で全員の抵抗値抜けてるので………出目が悪くてダメージ5点。
GM:誰も死んでないね。
ライデン:俺は補助動作でキャッツアイとマッスルベアー発動、ボルグに三連張り手「どすこい!」8、11、16で一発しか当たらず。ダメージはクリティカルして17点。
GMボルグは辛うじて生きてる。
メリナ:ではボルグを殴ります。「滅せよ!」達成値15、ダメージは10点です。
GM:ボルグは死んだ。
メリナ:前回より弱い?
GM:前回のボルグはボスで剣の欠片で強化されてたからね。今回のは一般的なボルグ。
プロスティ:あたいは補助動作でキャッツアイとマッスルベアー発動、全力攻撃でフーグルAを殴ります。達成値13、ダメージは出目が悪くて13点。
GM:出目悪くて10点超えかよ。フーグルAは死んだよ。
アルテ:僕もフーグルに攻撃しまーす。あ、必殺攻撃で達成値16、ダメージはクリティカルせず2点。
GM:流石にそれは鱗で弾かれた。
アルテ:「うー、かたーい!」
GM:こちらの手番だな。フーグルBはライデンに11、ダガーフッドAはメリナに10、Bはライデンに10。
メリナ:あ、かばうの忘れてた! 9で命中です。
ライデン:ドンマイ。こっちは両方回避。
GM:ライデンは平目だけで両方回避してるじゃねーか! メリナに7点ダメージ。
※平目=ダイスの出目のみのこと。
メリナ:1点ダメージ受けました(HP23→22)
GM:固っ!? では第二ラウンド。
ライデン:んじゃま、フーグルBに三連張り手。14、9、13で二回命中。ダメージが8が二回。
GM:流石に死んだ。
プロスティ:全力攻撃でダガーフッドA、達成値14、ダメージは17点。
GM:スパークがなくても死ぬわ。
アルテ:ダカーフッドBに必殺攻撃! 達成値14で、うーんクリティカルしなくてダメージは3点。
GM:2点通った。
メリナ:私もダガーフッドBに攻撃、達成値14でダメージは11点です。
GM:流石に死んだ。敵は全滅したので戦利品判定しようか。
一同は戦利品判定をして、武器(30G)、土色の鱗(30G)×2、粗末な武器(10G)×2を手に入れる。
ライデン:マスター、薬草使って回復する時間ある?
GM:うーん………薬草使うと本来は一個につき10分かかるからなあ。まあ初心者さんもいるし、今回は問題なしとしよう。
ライデン、プロスティが持っていた薬草や魔香草でHPMPを回復していく。
続く
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