ささくれ大事件?
小春かぜね
隠すつもりは無かった(汗)
……
これは、もう十数年の出来事で有る。
私は、とある短期アルバイトをしていた時期が有る。
その短期アルバイトは、テーマパークのお土産お菓子を作る仕事で有った。
作ると言っても空き缶や空き箱に、クッキーやキャンディー等を詰める軽作業で有る。
だけど、
また、短期アルバイトで有るが時給も高給では無かったので、私の中では失敗の部類に入るアルバイトで有った。
私的には機会が有っても、この様な仕事には二度と就かないだろう……
☆
私は、短期アルバイトで上記の仕事をしたので有るが、詰める作業は機械では無く、全て手作業で有った。
大きいテーブルにパッケージされた、クッキーやキャンディー菓子を広げて、空き缶を用意したり箱を成形する人。菓子を詰める人。封をする人。梱包する人と……基本はこの作業で有った。
夏休み等の繁忙期のみ、短期アルバイトや派遣社員を雇う感じで有った。
だから、普段の構成は俗に言うおばちゃんパートさん達で有った。
おばちゃんパートさん達が中心で有るので、社員は非常に少なく、唯一の男性社員は工場長位で有った。
企業規模も大きくないので、同族経営企業と言えば良いだろう。
私は菓子を詰める人と成って、成形された箱に菓子を詰めていく……菓子箱は化粧箱(
また、化粧箱の
なので、任意で使い捨てのゴム手袋をして、作業をしても良い事と成っていた。
でも、ゴム手袋をすると手の中が
だが、ここで事件が起きてしまう///
それは、その短期アルバイトにも慣れたとある日で有った。
……
その日の午後の作業時。
昼食後の眠気を噛み殺しながら、その日も菓子を詰める作業をしていた。
有る時。私は指先に違和感を感じ、右手のある指先を見ると……ささくれが出来ていた!
ささくれは悪化すると血が
また、納品先が各大型テーマパークなので、そんな商品を出したら注意だけで済まない事も……私にも予想が出来た。
幸い。ささくれだけで有り、まだ血は出ていなかったので、私は少し抜けて絆創膏を貼った。
そして、絆創膏を貼って作業を再開させると……あるお
「ねぇ、小春さん?」
「あなた、絆創膏なんてしていなかったでしょ!?(怒)」
「あっ、お局パートさん」
「実はさっき。ささくれが出来ているのに気付いて、それで絆創膏を貼りました///」
私は困った微笑み表情でパートに話すと……お局パートは、ヒステリックに成って私に言い始める!?
「はぁ!?」
「何、勝手な事をしているの!??」
「先ずは報告が先でしょうが!!」
「小春さん!!(怒)」
「あっ、でも…。お局パートさん///」
「血はまだ……出ていなかったですので///」
私は弁解する表情でパートに話すが……お局パートは怒りを
「良い。小春さん!(怒)」
「血が出ていようが出ていないが、気付いた時点で報告をしないと駄目でしょうが!!」
「その時点で、商品の再検品が必要と成るのだから!!(大怒)」
「もし、あなたの血が付いていたのが、お客さんの所に行ったらどう責任を取るの!!(超大怒)」
「謝罪だけでは、この世界は済まないのだよ!!!」
「それを分かって言っているの!??(怒)」
……
この後。直ぐに再検品が始まった。
ラインを停めて、その部署全員で再検品を始める。←他にもラインは有る
私のささくれから血が出ていないから、血液が付着した商品なんて無いのに……私がささくれに気付いた、約30分前の商品まで
もちろん大幅な作業ロスで有るし、残業も確定するからお局パートも含め、他のパートさん達も私を睨み付けたり、不満を思いっきり見せてくれた!
当然。血の付いた商品は出て来ないので、検品終了後は作業再開と成ったが、その日の居心地は凄く悪かった……
その日の私が残業に成ったのは言うまでも無い。←アルバイトなのに///
……
そんな事件を起こした短期アルバイトで有ったが、クビにされる事は無く満期までやり遂げた。
ささくれの方もゴム手袋をつけて、ささくれが出来ない様に対応した。
給料も、時給×日数通り支払われたので問題は無い。←でも、残業時の25%割り増し適用は無かった?
普段は気にしないささくれでも(?)、職種に依っては大事に発展するから、注意する事や報告をする大切さを学んだ。
これが、私のささくれ話……
……
☆おわり☆
ささくれ大事件? 小春かぜね @koharu_kazene
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