白焔の竜騎士と愛の重い逃亡剣姫の二人がたどった聖戦の軌跡（設定資料）

登場人物一覧② ※（4/21 追記）

【テオドラ・アルム・ユーグリッヒ】

ユーグリッヒ帝国皇后。二十四歳。

白銀の長いゆる巻き髪と翡翠色の瞳。

金の刺繍が施された黒い豪奢なドレスを好んで身につける。

イリスレーネやナーシャの実姉。

王国にいた頃は腹黒姫と呼ばれていた。

六年前（イリス十一歳）に帝国皇帝レオンバルドスに嫁いでいる。

婚約自体はもっと早い。十六歳の時（イリス九歳）。

黒を好むのは腹の中の色を誤魔化すためではと、揶揄されている。

常に怪しげな笑みを湛え、何を考えているのかわからない上にドＳの権化だったゆえか、幼かった頃のフレッドやイリスからはとても恐れられていた女性でもある。

【ヒース・クリフトラス・セルフリード】

五公爵家の一つセルフリード公爵の次男。二十八歳。

金髪碧眼。セルフリードの異端児と呼ばれている。

家は聖騎士の家系だが、彼はリッチ家の影として、レンディルの補佐役の任についているので、騎士団には所属していない。

そちらは兄である嫡男がついている。

ヒースは切れ者で極めて残忍な性格をしているので、その都度、眉をひそめてしまいそうな提案をしてレンディルを支える。

【ゲール・アイゼス】

聖騎士団所属でレンディルの取り巻き。

レンディルやフレッドの幼馴染。十七歳。

金髪碧眼。

下級貴族。少し頼りなげな印象を受ける線の細い青年。

レンディル派を気取っているから、フレッドに対しては敵意剥き出し。

洗礼の儀のときにも一緒にヤジを飛ばしていた。

【ハワード・バルヴェス】

聖騎士団所属でレンディルの取り巻き。十七歳。

赤髪碧眼。

筋骨隆々でやんちゃな感じ。

ゲールと同じレンディル派としてフレッドに敵意剥き出しにしていた。

城塞都市バルヴェスの領主で地方領主の家柄。

十歳ぐらいから王都で暮らして、聖騎士としての教育を受けてきた。

【エレノア・ミリティス】

赤毛茶瞳のそばかす女性。肩までのストレートヘア。

十九歳。素朴な感じが好印象。美女というわけではないが、可愛らしい感じ。

ウェアウルフやインレクティスに襲われていたところを救われる。

帝国人でリヨンバラッドの住人。

王国から帰ってきたところを襲われた。

【ギーヴ・シュタルナー】

二十八歳。赤毛茶瞳。

エレノアとは幼馴染。兄妹みたいな関係。

リヨンバラッドの衛兵。

現在起こっている暴漢問題を追っている。

【ガイアス・ニックヒルダー】

リヨンバラッドのハンターギルド支部長。

四十三歳。壮年の男。灰色の髪と黒い瞳。

【ワグナス・ブランフォワード】

リヨンバラッド守備隊長。

四十四歳。壮年の男。赤髪茶瞳。