ささくれ
永遠の絆
第1話 きっかけ
俺の名前は、亀山、農業生産者だ。
今の季節は、春、農業の本格始動の季節だ、
今日は、ほうれん草とキュウリと人参とピーマンとオクラとカブの種まきだ。
春の季節は、霜に気をつけなきゃいけないのだが、有難いことに、
現在、俺の住んでいる、地方では、霜は、降りることがなく、
それでいて、降水量と降雪量もそこそこ、
有るため、水不足には、有難い事に起きていない。
さて、今日は、農業用のトラクターのカルティベーターで、耕して、
高性能肥料をまいて。
今日の作業は、終わり。
「さて、今日中に、持っている、畑の作業が全部終わって良かった、
高性能肥料だから、明後日は、畝作り《うねづくり》で、終わり次第、種まきだ。」
数日後、畝作りも種まきも草取りも終わり、
趣味のミニ四駆の改造を楽しんでいると、
「あれ?、ささくれだ、どうりで、指先に違和感が有ると思ったら、取っちゃえ」
亀山は、指先のささくれを取って、絆創膏をまいて、ミニ四駆の改造を再開した。
数日後、亀山は、高性能肥料のおかげで、収穫期を迎え、
機械による、収穫を終えた。
「さて、絆創膏を取りますか。」
絆創膏を取り、ささくれの状態を確認して、
「こりゃ、軟膏を塗った方が、良いなぁ」
亀山は、薬箱から、トフメル軟膏を取り出して、患部に塗布した。
「念のため、防水絆創膏も貼ってっと」
亀山は、ランチを食べ終え、収穫した、
作物の仕分け作業にバイト達と一緒に行った。
選別作業は、この高性能肥料を使用してから、有難い事に不良品が一切出ていない。
その為、大きさや色艶での判断は困難の為、選別器による判定をしなければ、ならなかった。
「亀山社長、全作物、仕分け及び梱包及び積み込み作業が、完了しました。」
「おう、じゃあ、今日の担当ドライバーと手伝い担当は、積み込んだトラックに乗り込め、陳列に行くぞ、宣伝隊は、販売開始をSNSで拡散させておいてくれ。」
亀山が、バイト達に指示をだすと、テキパキと無駄のない動きで、新たな作業をはじめた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます