瀑布に呑まれた鯉
佐倉伸哉
序:亡国の暗君
江戸時代中期に“
『油断するは東山(足利)
守護大名の対立を発端とした“応仁の乱”では戦乱を収められず、室町幕府の衰退にトドメを刺したとされる第八代将軍・足利義政。
一時は中国地方西部から北九州にかけて一大版図を築いたものの文治派の登用を機に滅亡まで追い込まれた大内義隆。
この二人に並べられているのが、今川家最後の当主・氏真である。
室町幕府を
鎌倉以来の
定信が挙げた歌道(和歌・連歌)はさることながら、
確かに、氏真は文化人として有名だった事実はある。しかしながら、戦国時代の有名な剣術家・塚原
彼は滝を登り龍になろうとするも叶わなかった鯉なのではなかろうか。これは
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