私の読書遍歴
@yamatsukaryu
はじめに
この連載を始めようと思ったのは、まったくの個人的な三つの理由からです。
まず、最近、私は長編を書き終えて、一息つきたいと思っていました。でも、なかなか“リフレッシュ”が上手くいかずに、どうしようかなと悩んでいました。
それと、次の作品の構想を練りたいとも考えていた。その間何もしないのもな、と思い、何かを書きたい、というのが一つ。
それから二つ目は、私の評論、というか推論を述べた「初めてWebで小説を一か月載せてみての感想。紙の本とWebのメディア、それぞれの特性」という長いタイトルのそれが思わぬヒットの仕方をしたことが大きいです。
それを踏まえて、こういう本の紹介を前々からやってみたいと思っていたので、いい機会だと思ったわけです。
最後の理由は、単純に好きな本とか作品について語りたいと思ったからです。
私の本との出会いは、もちろん偶然手に取った本が素晴らしい作品だったことも多々ありますが、誰かの熱意にあてられて(しかも大抵無名の人です)、じゃあ自分も読んでみようかな、という場合がほとんどだったからです。
そういう役目を、自分も果たせたらいいな、というのが、この連載の目的です(自分の考えを言う方が多くなりそうですが……)。
私は、まあ随分色々読んできたなと思っていますが、本当に本をたくさん読んでいる人から見たら少ないだろうし、もちろんこの世にあるすべての本を読みつくしたわけでもなく、読むのが特段早いわけでもありません。
最後まで読んだ本よりも、途中でやめてしまった本の方がはるかに多いし、理解できた本より、理解できなかった本の方が多いです。
それでも、そんな人間でも感動したり、それを読んだせいで明らかに世界の見方が変わったと感じる出会いが多々ありました。
本を読むことは、自分自身を作り替える行為なのだと、その難しさや、素晴らしさに触れるたびにそう思います。
では、退屈なまえがきはこの辺にして。最初は、誰もが知っているあの本です。
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