詩 ホワイトチョコ

佐倉明人

ホワイトチョコ

あなたと出会った あの頃に


季節が 近づく 春の前触れ


巡り巡った 時計の針


また巡る


真新しい制服も 今では少し 大人びた


恋の季節は チョコの予感


もうすぐ ホワイトデーがやってくる


あなたの返事を期待する



ありがとう



受け取ってくれた チョコレート


本当は 義理では ないのです



あなたは 気づいてくれたかな


お返しなんて期待しない


思わず口から 出た言葉


そんな私の強がりは

実は

ただの照れ隠しにすぎなくて


あなたの気持ちが知りたくて


本当のことが、言えずじまい



ホワイトデーに 淡い期待


あなたも 私が 好きですと

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