第8話

過去編


寒くて今にも凍えそうな中、少し寒そうな格好をしている年上の女の子を見つけた。


「だ、大丈夫??寒くないの??」


「・・・」


「と、とりあえずこれを着て」

 上着を貸したが今度は当然俺が寒くなって来た。


「・・・って!!よく見たら、後ろにもう一人女の子がいる。」


どうしよう、これを脱いだら、もう流石に


いや、震えてる。やっぱりダメだ!!このままじゃ死んじゃう!!


「・・・はい、これ着て!!」


さむ!!さむ!!いやでもこの子達はずっとこの寒さに耐えて居たんだ!!ってやっぱり寒い!!でも、そうだよ!!!


「二人とも一緒に来て!」


そう言うが二人は来てくれない


寒い!!もういいや、このままほっといて、俺は・・・


いや、いやいや、そんなの駄目だよ!!



そして、俺は強引に二人の手を繋いだ。


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