パッヘルベル

 これから一つの不幸な女性を書いた。それ以上の、学問的、または政治的な意味は、みじんも無い。狭い、俺のその女性に対する想像である。

 どんなに愛し合っていても、口に出してそれと言わなければ、その愛が互いにわからないでいる事だって、世の中には、少しはあると思う。 

 友情関係の崩壊もこの事から起こる事で、本当に関係性が危うい時にはお互いの気持ちを確認し合わないといけない。1人で考えて1人で解決するのはあまりにも幼稚な考えだろうと俺は思う。

 人に悪い口をきかない人間である女性で、すごく立派な生き様であり、立派な人間性だと思う。こんな女性は、はじめは身振りだけの愛の挨拶であっても、次第に、そこから本当の愛が滲んで湧いて来る事だってあると思う。

 

 

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