借りに出た加梨
葵羽
第1話 上京
「もう〜!加梨、早く支度しないと飛行機乗り遅れるわよ」
「はーい!」
私は地元である福岡県内の高校に通う3年生。先日、高校の卒業式を無事に終え、来月からは大学に進学することが決まっていた。
しかし加梨の進学する大学は福岡から遠く離れた東京都内の大学。つまり私は『大学進学と同時に上京する』ことになっていた。
私はこれまで一度もひとり暮らしの経験がなく、ずっと実家暮らし。父親は私の小さい頃に天国へと旅立ってしまい、母親の
今回私が上京したら大学の近くのアパートを借りて初めてのひとり暮らしをすることになる。今日は私が初めて実家を出て東京に引っ越す日、つまり上京する日。
私はもう高校も卒業したし、1人で飛行機に乗って1人で東京に行くつもりだったのだが…
初めて親元から離れてひとり暮らしをする娘にきがきでなかった梨夏子は、加梨と一緒に飛行機で東京に向かうことにしたのだ。
借りに出た加梨 葵羽 @kamatama822
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。借りに出た加梨の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます