ゆっくり解説 ゲーミングちんぽ華道バトル

ゆっくり霊夢です。

 ゆっくり魔理沙だぜ。


 今日は、ゲーミングちんぽ華道バトルについて解説していくぜ。

 ゲーミングちん……、え、なんですって?

 おいおい霊夢、ゲーミングちんぽ華道バトルのことも知らないのか? 今、名家や財閥等の間で執り行われる、最も盛んなエクストリームスポーツだぜ。

 全くもって存じてないわね。でも、要するに貴族の嗜みってコトなのかしら? 知らない世界だけど興味はあるわね。詳しく聞かせて!

 わかったぜ。


 ゲーミングちんぽ華道バトルの根幹は、二千四十六年に起きた、大規模な地殻変動によって生まれた、新大陸の植物からなんだ。

 ああ、新種の動植物がたくさん見つかった……、っていう、あの不思議な島のことかしら。未だに調査が進められているのよね。

 その通りだぜ。そしてその島に生えていたとある植物の画像が……、これだ。

 ちょっと、コレちんぽじゃない! かなりちんぽよコレ!

 ところが違うんだぜ。たしかに男根によく似ているが、これはれっきとした植物なんだぜ。

 完全にちんぽよ……。

 と、まあ。今の霊夢のように、その衝撃的な見た目から、当時のSNSやインターネットで、ものすごくバズったんだ。これまでのウツボカズラやタケリタケなんかを遥かに凌駕するくらい、バッッキバキにちんぽだからな。

 愚かなる人類はみんな、ちんぽに似たモノが好きだものね。このまま無修正で映していいのか、不安になってきたわ。

 放送倫理的には、似てるだけでソレそのものじゃなければギリオーケーなんだぜ。さて、そんな人気と注目を集める新たな植物、研究が進むのも当然だよな?

 それはまあ、そうね。多くの人が注目していれば、それだけ資金も集まりやすいでしょうし、メディアだって取り上げれば儲かるもの。

 そういうことだぜ。そして研究が盛んに行われた中、一人の女性研究者がSNSに投稿した画像が、これだ。

 うわああああ、な、なによこれ!?

 研究が進んだ結果、どうやらこの植物は、人が上手く育てると七色に光り輝くことが判明したんだ。

 は?

 しかも、育てる人の性別は“女性”でなければならない。

 ますますもって意味がわからないわね……。世が世ならハラスメントやポリティカルなんたらに抵触するわよ。

 これらの現象の詳しい原因は未だに不明なんだぜ。一説によると、女性ホルモンや染色体、体温や力加減等の要因が関係していると考えられているな。

 大自然が秘匿する神秘に対して、人類はどこまで暴けるのやら。見ものね。

 さて、そんなこんなでこの植物はちんぽに似ていながら、神々しいまでの耀きを得た。これがどういうコトになるか、想像がつくか?

 新手の禅問答かしら。生憎とその手の鍛錬は積んでいないのよね。

 ということで結論から言うと、この耀かしきちんぽ、通称『ゲーミングちんぽ』は、子孫繁栄や一族の隆盛の願いを込められて、神秘的な力を秘めている、と金持ちの間で高値で取引されるようになったんだ。

 な、なるほど……。男根崇拝なんてものもあるくらいだし、おせち料理とか、そういう願掛けのようなもの好きだものね。言われてみれば、神聖なタリスマンのようにも見えてきたわ。

 そうやって、名家や財閥等はこれらを所持するのがステータスとなっていったんだ。そうなると……、後はわかるな?

 ああ、成る程ね。どちらの所持しているゲーミングちんぽがより美しいか、……競い合いだしたワケね。

 イグザクトリーだぜ。それこそ最初は美しいちんぽを育てる専属の『ちんぽ調教師』を雇っていたんだが、詩古宮(しこみや)というとある名家の一人娘が、直々に素晴らしいゲーミングちんぽを育て上げたんだ。

 じ、直々に……。家の人間がそんなことをしたら、雇いの者を使ってる他の家々の顔が立たないわ。

 そういうことだぜ。そして、そうなってしまっては他の家々も同じ土俵で戦わざるを得ない。時代は移り変わり、雇いのちんぽ調教師達は家々の令嬢の師となり、それは華道となって確立されていったんだ。

 そして衆目の前で、それぞれの令嬢が育て上げた作品を見せ合い競い合うことで、エンターテイメントに変わっていったのね……。初めは如何わしいだけのアホが考えたクソバカなおふざけかと思ってたけど、意外と奥が深いのね……。

 ちんぽだけにな(は?)。繰り返して言うが、ゲーミングちんぽ華道バトルは、いまもっとも盛んなエクストリームスポーツなんだぜ。協賛会社やスポンサーも多く付き、莫大な資金が動く一大イベントだ。オリンピックやワールドカップに並ぶ日も近いかもな。

 もしそうなったら、いよいよこの国は終わりね。


 今日はこのくらいにしておくぜ。最後までご視聴ありがとうございました。よろしければ、高評価・チャンネル登録、以下略。

 ばいばい。

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