第二章まで

 最初に謝罪から乗せておきます。


 私は重大な間違いをしていました。


 というか根本的な考え違い、最初の最初のスタート地点からして間違えてました。


 そりゃ散々書いても新人賞一次もとっぱできないはずです。


 この新人賞、欲しているのは面白いライトノベルではないです。


 ひょっとしたらこれは常識で、知らないこと自体が恥だったかもしれません。


 このライトノベルに限らず、今の新人賞に求められてる作品とはぶっちゃけ『エロ同人の原作』です。


 全年齢的に言えばアニメ化やドラマ化、マンガ化した時に好き勝手原作改変できるような、薄っぺらい作品が求められてたのです。


 思い返せば初っ端に『メディアミックスを前提とした』との一文がありました。


 つまりは原作が欲しいのであって、完成度の高い、きっちりと作られた、面白いライトノベルは求められていなかったのです。


 面白くないのは当然、ガバガバなのは脚本家様に好き勝手書いていただくため、いてもいなくてもいい女キャラが多いのはオリジナルストーリーを膨らませやすくするのと同時に新人声優売り出すためのバーターだったのです。


 だから敵の仕掛けた罠が雑だったり、その突破方法も雑だったり、女キャラどもが雑にデレたり、そんで操作方法が特別凄いわけでもない人海戦術だったり、考えてないのではなく考えてはいけなかったのです。


 真犯人判明が拷問したやつへの再尋問で名前出てきてそれ上司に伝えたら知ってましたとかいうクソなのも、なんかこう、アニメとかで上手くやるために必要なものだったのです。


 で、逃げ隠れ摩るわけでもないのにあっさりと捕まる。


 動機もここまで出てきてない犯人が悪人だからとかいうの、なんか後で脚色するためなのです。


 んで雑な裏切り、ご都合主義、他のメディアでどう調理されるか楽しみですね!

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