理系のための物語発想・構築法
Gart
始めに
思うところがあって、昔ブログに書いていた雑記中の、創作に関係している記事をこちらに転載することにしました。
大体以下のような人に刺さる内容になっているのではないかと思います。
○理系であるが、趣味で小説を書きたい人。
○ADVゲームやRPG制作などで物語を書きたい人。または書かざるを得ない状況にある人。
○感性によらず、理論的に物語を安定して構築したい人。
○なんかゲテモノ創作論を見て刺激を受けたい人。
一般的に創作論を残す場合、たいていは書き手になにかしら文章力の自信があって『これから小説を書く人への道しるべになれば』という意図があるように思います。
が、わたし自身は文章力以前に、そもそも本職がエンジニアというバリバリの理系でしてw
さらに言えば、わたしに最初に物語の書き方を教えてくれたのは、コロコロ文庫『藤子不二雄監修 まんがのかき方全百科』。最初に完成させた物語作品は、ツクール製RPGのシナリオテキストでした。
故に、ここにこれから書かれる各種の創作論や手法は、正当な小説の作法から見てかなり異端な内容になると思います。
そういうつもりで、「こういう変わったやり方もあるのね」くらいの感覚で見てもらえれば。
また多くの箇所で、前述の『まんがのかき方全百科』について触れることになると思います。というか「その本のまとめ記事かよ」と思われてしまうかも。
『まんがのかき方全百科』は昭和54、5年ごろに発売されていた、子供向けの漫画入門書です。構成・執筆は片倉陽二先生、監修は藤子不二雄先生(A氏かF氏かは不明)。片倉先生は藤子先生のアシスタントをやっていた時期もあるそうです。
内容は漫画形式で、ドラえもんがポケットから出した漫画家(片倉先生本人w)を講師に、少年がマンガの描き方を教わるというもの。ちなみに、主人公はのび太ではないですw
確かに表現は小学生向けではあるのですが、その内容の2/3は話の作り方で占められており、それを土台としてデッサンの基本や漫画的絵の描き方、そしてコマ割、漫画的効果の解説に入るという、極めて本格的なものとなっておりまして。
これを購入したちょっとあとくらいでコンピューターに興味が移ったので、自分は結局、漫画を描くことはなかったのですが……。しかしそのあとゲーム制作を行うようになり、そしてシナリオを書くに当たって話の作り方に関して大変影響を受けました。
自分の原点の一つと言える入門書だと思います。
既に絶版しているのは残念ですが……。
あと、自分はこれ以外に3作カクヨムに投稿(2024年3月現在)しており、うち1作の長編、短編を完結させております。
■劣等スキル持ちなので転生者学級を追放されたが、オレを好きだと言ってくれた生け贄の姫様を真の仲間と協力して救うので、お前らは勇者ごっこでもしていればいい(完結)
https://kakuyomu.jp/works/16816700429288284003
■追放騒ぎのあったパーティーに、あとから入ってきたモブですが何か?(短編)
https://kakuyomu.jp/works/16817330668659159181
■イグドラシル/サバイバー ~VR世界の追放者~
https://kakuyomu.jp/works/16817330656756877006
説明の最中に触れることもあると思いますので、興味のある方はご覧頂ければ。
また(シナリオも含めた)個人制作で、RPG「剣と魔法とMCモノ ~箱庭冒険者~」の公開もしておりますので、興味のある方は検索してもらえればと思います。
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