牌の音、響き渡れば
第〇一牌:特殊能力は暗刻吸引
新たな旅の始まり 第〇一牌:特殊能力は暗刻吸引
森山ヒサシ
「……結局、同行させてもらいました。
せがれがぶちのめしたといわれるお方の
具合も心配ですし」
アルベルト・シュバルツ
「ようこそ、オ・ゴーリ連合へ!
あなたの光り輝く拳が我らを希望の道へ」
キユス
「ヒサシおじちゃん、これから馬弔を打つよ。
おじちゃんは馬弔強い?」
イエク
「ううん、みんながみんな馬弔を知っているとは
限らないような……」
森山ヒサシ
「イエクどの、心配は要りませんよ。
幼少期から馬弔には慣れ親しんで来ました。
旅の楽しみにしようと思うております」
アルベルト・シュバルツ
「ほう、心強いですな。
では老練コンビが徒党を組んで
若者連中を蹴散らしましょう!」
鷽月雷夜
「ふん、俺様は付け焼刃なんかに
負ける覚えはないがな」
イエク
「ううん、幼少の頃から培ってきたのなら
全く付け焼刃ではないのでは?」
会話の端々に登場した(1回だけ?)
マハラジャンテの容体確認が急務だが
面会謝絶は尚も続く……。
彼女は(彼は)本当にもう
LOCKERとして機能しないかも知れない。
そんな時は森山ヒサシ氏に黄鍵を託して
引退表明するという道も。
何故、そんな重篤な怪我を負うまでに
疾風のカイジを挑発したのだろうか?
彼の弱みにつけ込むようなネタを
マハラジャンテは偶然持ち合わせていた?
AREAチョウシュウと
AREAキタキューを結ぶ何かが
そこにはあるのかも知れない。
疾風のカイジと腹を割って話せる日が来たら
そのことを深く追求するのも一興かも?
この機会だから話しておくが
LOCKERSは複数体を使役(UNLOCK)する
戦闘経験が薄いので
ウエイトという概念を無視して来たように思う。
「S」「A」「B」「C」「D」「E」「F」「G」
8段階に分かれて、その多くは「A」に属するといわれる。
「A」の平均ウエイトは35で
イエクのANDYMOUSEやLOVERATが
それに該当する。
火鼠×二体=ウエイト70
ウエイト制限は240が限界なので
二倍の四体UNLOCKしても
140でまだまだ余裕。
キユスの守備待機UNLOCKは
ウエイト「S」で一体につき65である。
Es=Tarkと
℃=RAREDARKで合計130
ウエイト「A」35を三体足しても
130+105=235
制限240ギリギリ範囲内で
UNLOCK可能。
ちなみにLu=sianも65なので
三体表示で65+65+65=195
かなり重量感のあるウエイトといえよう。
その点、マハラジャンテが使役する
SLIMY☆ADAMASは
ウエイト「S」の50なので
ここ一番のUNLOCKで機能する猛者。
キユスの守備待機の粘土組が強力な使役という
証明は今の所出来ていないようだが
規約的に制限が掛かっているということは
大化けする可能性があるのかも?
(噂によると、Es=Tarkは)
(完全蘇生という超秘技に目覚めるという)。
(完全蘇生=絶命からの大復活!)
話題は馬弔中心に。便宜上、麻雀という近代遊戯にも
触れることに。
志田浩翔、知る人ぞ知る伝説の人物。
風間園子
「対子王子(=トイツプリンス)の
志田浩翔(=シダコウショウ)って知ってる?
知る訳ないよね。教えてあげる。
馬弔の大衆版に当たる、麻雀という遊戯のプロ雀士で、
解説者としても辣腕を振るったの」
キユス
「大衆版のマージャンの時点で一旦息継ぎだよ。
どうして僕達は、マージャンじゃなくて
馬弔を遊戯しているの?」
風間園子
「賭博法の法の目を掻い潜るためよ。
古代文化の研究と題して、ソラールに集合してるの。
麻雀はねえ……麻雀は
イチイチ覚える必要はないけど
知っておいて損はないレベルかな。
水晶に残る動画はほとんどが麻雀動画だし、
渦中の志田浩翔プロもエントリーしてるのよ」
イエク
「ううん、マージャンの動画観てみたいなあ……。
僕は役満のことも詳しくは知らないし
只でさえ代打ちさんたちは強いし
この技術差を少しでも埋めなくちゃ!」
キユス
「この対局が終わったらアルベルトさんに
水晶貸してもらおうぜ!
きっと動画は僕等の飛躍になるから」
風間園子の特殊能力が顕著に表れた
対局にスポットを当てる。
風間園子 特殊能力:暗刻吸引
四暗刻、四暗刻単騎
四槓子を中心に役満を和了!
和了:ホーラと読む。合計14牌での完成形。
特殊能力の発動はランダム。
彼女の運気上昇で、吸引力が高まるとは言い難い。
それでも半荘(8回戦)で1回以上
平均で暗刻吸引が回ってくるアベレージ。
特殊能力は如何に生まれる? そこまで語る余白の確保を。
牌に魅入られた人間は、向いている逸材だと。
風間兄妹は馬弔のために存在する血脈。
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