黒歴史放出祭 短編連作形式でゴー!

じょお

01 黒歴史放出祭 その1

 黒歴史を冠する記憶が多過ぎるので、短編連作形式でお送りします……(苦笑)

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──幼い盗み──


 そこは恐らく「おもちゃ屋」だろう……今は別の店舗となっているので昔、本当におもちゃ屋だったかどうかは定かではないが……


 幼い自分は挙動不審にきょろきょろと辺りを見回していた……そして意を決して棚の一番下に置かれていたある物を手に取る。そして、胸に抱き……再び周囲をきょろきょろと見回す……


(だれもみていない……いまだ!)


 幼い自分が出口へと歩く。出口の外は光に包まれていて……そこで夢は途絶えていた。


 盗んだ物はプラレールの新幹線の1両目だったと思う。


 これは夢だが……本当にあったことなのかは不明だ。ググってみたら1959年……昭和34年とあるので既に販売はされていたようだ。唯……所持していたおもちゃでプラレールがあった記憶は無いので、作り出された夢……という可能性は否めない。そして、盗んだからと怒られて一緒に謝りにお店に行った記憶も無い……矢張り、作られた記憶、だろうか?……真実は闇の中だ……(苦笑)



──必殺!ガラスドア潜り!?──


 あれは小学5年生の学校の行事の最中だったと思う。若しかすると小学4年生だったかも知れないが……


 富士山の何合目だったか、美術館があったと思う。その並びに自分がどうも割り込みしようとしたらしい……それで、ちゃんと並べと怒鳴られて……


「もういい……帰る!」


 ……と怒鳴り返して……いや、今思い出しても失礼且つ、我儘だったなと頭が痛い行動を取ってたと思ったが……その場から全速力……といっても小学生のガキの走りなのでそれ程速くはないと思うが……で駆け出し……


がしゃああんっ!


 という音(多分、そんな音が響いたんじゃないかな?)が響き……自分視点では、たっぷりと5秒以上かけてスローリーに倒れこんで……


 気付いたら床に跪いていて、後から追ってきた……多分先生方?……に起こされて、怪我とか何とか調べられてから救急車を呼ばれて、救急病院に運ばれて……先生と自分の2人だけ、東京にとんぼ返りしたっていう……次の日、ガラスの弁償代が3万円したとか親に脅されたっけ……(苦笑)


 不思議だったのは、帰ってから両親に滅茶苦茶怒られるだろうな……って思ってたんだけど、父親は渋い顔をしてたと思うけど何も怒らず。母親に心配掛けるな! って、軽く頭はたかれただけだったと思う。


 噂……誰に聞いたか忘れたけど、うちの小学校(何処どこかは書かないけど)は出禁になったとか……いや、後輩たちには悪いことしたなぁ……当時は、「そっかぁーー」くらいにしか思わなかったけど(苦笑)


 尚、当時は両手の甲側の指の付け根にガラスで切った細かい切り傷が一杯付いていた。今はかなり薄くなってよく見ないとわからないくらいだけど。救急病院に搬送された(人生初の救急車だった)後、レントゲンでガラスが体内に入ってないか調べて、取り合えず無い……ってことで開放されたんだけど、あんな細かい傷から入るガラスなんて判別つくのかなぁ?


 という訳で、みなさんもキレたからといってよく見もせずにガラスのある出入口に全力疾走はしませんように……(今の時代のは強靭だろうから弾き返されるかもですがっ!)



──魔の重球落とし……──


 場所はもうすぐ解体される中野サンプラザの地下のボーリング場。無論、ボーリングといっても穴を掘る方じゃなくて、ピンを倒すボールを投げる方ね?(いわれんでもわかるか)


 確か高校生だったと思う……弟2人とボーリングしにきてたんだ。


「さて……」


 汗が付いていた15ポンド(重さ6.8kgだそうだ。別にプロじゃなくても当時は投げられたってだけ……)のボールを少し汚れた布巾でゴシゴシとよぉく拭いていた自分。ふと、ボールが勢いを付けて、


ごろん!


 ……と、ボール台の端を転がり


……ごすっ


 と、右足の親指辺りに直撃!


「……!?」


 無茶苦茶痛かった……弟たちが、


「だ……大丈夫!?」


 と駆け寄ってきて(見てないので多分そうだと思う)心配して声を掛けるけど、


「痛たた……だ、だいじょうぶ、大丈夫……」


 と、痛いのに強がって……次は自分の番だったのでよたよたと歩いて、15ポンドの玉を構えて……投げる。


かぱーんっ!


 ストライクだった……だが。


(痛っ!……ちょっとヤヴァイかな……)


 ボーリングシューズを脱ぐ。


ぬるり……


 シューズの中は……鮮血で真っ赤だった……orz


(う……)


 血を見たせいか、急に気分が悪くなり……椅子に座る。いや、もう耐えられないと横になる……誰かが怒鳴っている。そして、暫くして救急車が到着して、近所の救急受け入れをしている医院に運ばれた(徒歩15分くらいかな?……尚、人生2度目の救急車だった)……意識は少々混濁してるけどあるにはあった。


 医院に運ばれ、爪を削ぐと説明を受け、局所麻酔をプスッと刺され、口にタオルを噛まされて……


しょりしょりしょり……


 ……と音が聞こえる中、爪の中の肉の上をメスが動く感覚を……ちなみに麻酔が切れたら半日くらい、ジンジンと痛みが続いていたけど、麻酔無かったらどんだけ痛いんだろうなと考えて、痛くなるので考えるのを止めた(人生初のメスを使った手術でした)


 尚、ボールが爪が生える場所よりちょい先に落ちたので、爪は無事に生えてきます……とも説明を受けたんだけど、現在は巻き爪で苦しんでたりする。治療はできるそうなんだけど、治療器具が高そうなので無理かなぁ……ハァ。



──渾身の正拳突きぃっ!……掃除用具入れに(チョッ!)──


 高校時代。虐められて……腹が立って……思わず……


ごすっ!


「うぐっ!?……痛い……」


 掃除用具入れに正拳突き!……して、反動で無茶苦茶痛い目に……物に当たってはいけません。


 帰りの電車の中でズキズキ痛む右手を左手で庇いながら……どんどん痛みが酷くなっていく……


 帰宅。


「手が痛い」


 母親に素直に報告する。


「何やったの……」


「ムカついて掃除用具入れを殴ったら痛かった……」


 と、素直に理由を話したら呆れられた。近所の医院に見て貰って来いといわれて、行って来たら……


「骨にひびが入ってますね」


 ……という診察結果。薬塗って指を曲げないようにとアルミの当て板? を付けて包帯でぐるぐる巻きに……大体完治するまで1箇月半くらい? だった……(その辺はうろ覚えだけど)


 ちなみに、季節の変わり目とか冷えてくると今でもヒビ入った所が痛みます(今も何か痛い……)ので、無暗矢鱈と怪我をすると困るので注意しまSHOW!……というお話し。



──スキップスキップランラ……ぐぎぃっ! ギャーーッ!?──


 最初に入った会社の社員旅行中のお話し。


 ようやく目的地に着いて、さぁ色々と見て回ろうとした所……意味も無くスキップしていたら……


コケっ ぐぎぃっ! (恐らく、右足足首の三角筋が)ブチブチブチィッ! ぶしゅーっ(内出血で出血してソフトボール大まで膨らむ足首)←その時はそこまでなってないヨ(苦笑)


「ぐっがっ……」


 余りの痛みに脂汗ダラダラ級の……近所の店で杖を買ったものの、流石にみんなに付いていけそうもないので泊まる予定の宿へ……


 その後、病院にタクシーで……多分(その辺は記憶曖昧。救急車は流石に使ってないと思うけど、もう退職してるし確認しようもないので(苦笑))……行って診察すると、


「筋断裂とまではいきませんが、伸び切って内出血してますね」


 だそうで……いやまぁ、足首が90度以上曲がってたからなぁ……何本かの筋繊維は確実に切れてるよね?……こちらも全治2箇月くらいで、出向先の通勤がいつものルートじゃない(階段が少ないルートを選んだ)ので慣れないし、雨降ると大変でした……


 完治した後、右足がすげぇヒョロくなってて、逆に左足が筋肉モリモリになってて笑っちゃいましたが……後で、バランスを取るように歩いてたら、今度は右足が筋肉モリモリになって左足がちょっとヒョロくなっててバランス取るの大変だったなぁと……


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 他にも色々とありますが、取り合えず5編公開で!(時代、古→新の順番で披露しております)

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